広島・奨成 うれしいプロ初安打! 清原氏超えた逸材がついに“スタート”

[ 2021年4月16日 19:42 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2021年4月16日    バンテリンD )

<中・広>5回無死、中村奨はプロ初安打となる左越え二塁打を放ち、二塁上でガッツポーズ(撮影・椎名 航)
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 広島・中村奨成捕手(21)が、16日の中日戦でついにプロ初安打をマークした。

 この日から1軍に昇格。「2番・左翼」でプロ初となる先発出場を果たすと、5回の第3打席だった。ここまで初回は空振り三振、3回は四球だったが、中日2番手の鈴木から左翼線に落とす二塁打。二塁ベース上で、小さくガッツポーズした。昨年に1軍デビューし、通算7打席目でのプロ初安打となった。その後、会沢の適時打で5点目のホームを踏むなど、喜びも倍増の一打となった。

 中村奨は、2017年夏の甲子園で1大会最多の6本塁打をマーク。1985年大会で清原和博氏(PL学園)が記録した、甲子園での1大会での個人最多本塁打(5本)を更新して話題となり、注目を集めてドラフト1位で広島に入団した。だが、ここまで3年間は広島の捕手層の厚い壁に阻まれ、1軍に定着する機会がなかった。今季も開幕1軍を逃した後から、2軍で外野練習も開始。1軍での出番を増やすべく、三塁など新ポジションもこなしていたが、ついに持ち前の打棒で、プロでの第一歩を記した。

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