亜大が代打・後藤主将のスクイズでサヨナラ勝ち 生田監督「ウエストでも決める信頼関係」

[ 2021年4月16日 17:48 ]

東都大学野球・第3週第2日   亜大3―2駒大 ( 2021年4月16日    神宮 )

<東都大学野球 駒大・亜大>タイブレークとなる延長10回1死満塁、亜大・後藤のスクイズでサヨナラ勝ちとなり喜ぶ亜大ナイン(撮影・郡司 修) 
Photo By スポニチ

 昨秋のリーグ戦王者・亜大は2―2で迎えた延長タイブレークの10回に1死満塁から代打の後藤貴大主将(4年)がスクイズを決めてサヨナラ勝ち。接戦に勝利し、3勝3敗で勝利5割とした。

 サヨナラのチャンスで代打起用されたのはバント職人の主将だった。延長10回1死満塁。生田勉監督はリーグ戦で無安打の後藤を代打に指名した。

 「スクイズがいいか、エンドランがいいか(ベンチで後藤に)聞いた。どっちでもいいと言ったので、“いつも練習しているスクイズで”となりました」

 指揮官は1ボールからの2球目にスクイズのサインを出したが、後藤はファウルに。だが、「ウエストされても決めてくれるという信頼関係で彼とはいる。全く失敗は計算していなかった」と信頼は揺らがない。

 連続となるスクイズのサインに後藤は応えてみせた。見事に一塁手の前に転がしてサヨナラ勝ち。リーグ戦初安打のおまけもつき「(バントは)絶対に失敗しないというまで練習した。個人で夜やったり、(個人練習は)バントだけの日もあった。やっとチームに貢献できた」と笑顔を見せた。

 今秋のドラフト候補に挙がる最速148キロ右腕の松本健吾投手(4年)はスプリットとカットボールをコーナーに集め、10回2失点の好投で2戦連続の完投勝利を挙げた。 前半戦を勝率5割で終えた生田監督は「怪我人も治ってきたので、後半は自信を持っていい形で入れると思う。エース(松本健)が出てきたので攻めるだけ」と先を見据えた。

続きを表示

2021年4月16日のニュース