レンジャーズ・有原、3度目登板で待望メジャー初勝利!武器の「高めの直球」生かし5回2/3無失点

[ 2021年4月16日 02:30 ]

ア・リーグ   レンジャーズ5ー1レイズ ( 2021年4月14日    セントピーターズバーグ )

MVPのカウボーイハットをかぶりポーズを決める有原(左)とアラード(有原のインスタグラムから)

 レンジャーズの有原航平投手(28)が14日(日本時間15日)、敵地でのレイズ戦に先発して5回2/3を3安打無失点でメジャー初勝利を挙げた。メジャーで初対決となった筒香嘉智外野手(28)は2打数無安打に封じた。球団による自身の分析を生かした「高め」の球も有効活用。早大時代から憧れを持ち続けた舞台で、記念の一歩を踏み出した。

 オンライン会見に笑顔のカウボーイが登場した。テキサスを本拠とするチームで最も活躍した選手を祝う勝利の儀式。クラブハウスではビールかけでメジャー初勝利を祝われた有原は「いよいよ始まったという気持ち。ここからスタート」と照れくさそうに笑った。

 自身初の中4日で今季3度目の登板。分岐点は2回1死二、三塁の窮地で迎えた筒香とのメジャー初対決だった。外角スライダーで空振り三振。「こっちも必死。誰かは関係なく向かっていけた」。無失点で切り抜けると3回1死一塁から10人連続斬り。渡米後最多の85球で5回2/3を3安打無失点に抑えた右腕についてクリス・ウッドワード監督も「いろいろな方向へ動き、制球もいいから捉えるのは難しい」と称えた。

 メジャーという漠然とした夢が、具体的な目標に変わったのは早大4年春のロサンゼルスキャンプ。強豪のUCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)などの強打者たちと対戦し「いつかこういう選手と同じリーグで対戦したい」との思いが芽生えた。日本ハムに入団後も志を持って努力を継続。ポスティングシステムで古巣と業務提携を結ぶレ軍に入団したが、一番の決め手については「凄く(自分のことを)分析してくれていて、もっと伸びると思った」と語っていた。分析結果の1つが「高めの直球」の有効活用。最速94マイル(約151キロ)の直球とスプリットのコンビネーションで今季最多5三振につなげた。

 次回は再び中4日で19日(日本時間20日午前10時38分開始)の敵地エンゼルス戦の見込み。古巣で同僚だった二刀流の大谷と対戦する可能性があり「そうですね。ちょっと(プランを)考えています」と目を輝かせる。

 有原は「記念球はどうする?」と問われ「妻に渡したい」と即答した。キャンプ地にも同行して食事も作ってくれた愛妻へ、最高の恩返しになった。(杉浦 大介通信員)

 ≪日本投手39人目の白星≫日本投手が大リーグで白星を挙げたのは有原で39人目。先発投手では19年4月20日の菊池(マリナーズ)以来、22人目。この白星で通算937勝目となった。また、日本投手が初登板から3試合以内に5回2/3以上を投げて白星を挙げたのは18年4月8日の大谷(エンゼルス)以来、6人目。

 ▼日本ハム・栗山監督(昨季までチームのエースだった有原のメジャー初勝利に)本当に良かった。これで本人も安心したんじゃないかな。あれだけピシャッと投げれば、みんなの信頼感も出る。

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