打球速度173キロ!阪神・佐藤輝はもはや誠也、吉田正に並ぶ一流の域 それでも「若干詰まってはいた」

[ 2021年4月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0広島 ( 2021年4月15日    甲子園 )

<神・広>4回、佐藤輝の中越え2ランの計測値(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が、15日の広島戦でプロ初の2戦連続弾となる5号2ランを放った。4回無死一塁から、床田の直球を豪快にバックスクリーンへ。今季から新設された『DAZN バックスクリーンホームラン賞』の第1号となり、賞金100万円を一番乗りでゲットした。4月までに5本塁打は、2リーグ制以降では球団新人最多。今季初の5連勝で4カード連続勝ち越しとなり、貯金は早くも9となった。

 この男が描く打球の軌道には、夢がある。前日の森下から放ったアーチの勢いそのままに、プロ初の2試合連続弾。すさまじい“驚弾”を、バックスクリーンへ放り込んだ。

 「昨日と同じでランナーのいる場面で打ててよかった。やっぱりホームですし、打ったら盛り上がるので。ホームで打つのが一番うれしいですね」

 4回無死一塁で迎えた第2打席。1ボール1ストライクから床田の内寄り140キロ直球を豪快なスイングで仕留めた。「しっかり基本に忠実にセンター返しができた」。打った瞬間誰もが確信する一撃に、矢野監督からも「本当にテルらしく、夢のあるホームラン。追加点としても大きかったですし、最高でした」と手放しで称賛された。今季から新設された「DAZN バックスクリーン賞」による賞金100万円をチーム一番乗りでゲット。「お世話になった方々に何かを配りたい」と“輝の恩返し”を思い描いた。

 今季から導入されたトラックマンによる計測で、オーロラビジョンには「打球速度173キロ」と示された。これは19年7月12日のオールスター本塁打競争でオリックス・吉田正が記録した打球速度と同数値。また同年のオールスターでは「打球の平均速度が一番速かった選手」に表彰が設けられ、1位だった広島・鈴木誠の平均が165キロだった。プロ1年目ながら、超一流の域に足を踏み入れたと言っていい。

 それでも、本人は「若干詰まってはいました」と振り返るのだから恐ろしい。今季のメジャーでは大谷が119マイル(約191・5キロ)をマーク。仮に黄金新人がドンピシャのタイミングで快音を響かせれば、肩を並べる可能性もあるだろう。

 4月までに5発は2リーグ制以降、球団新人最多。月半ばでの更新に「やっぱりホームランにこだわってきたのでうれしい」と胸を張った。2回先頭の大飛球は、右翼・鈴木誠が見失う“通天閣打法”の二塁打。2試合連続マルチで打率も・238まで上昇した。

 「ちょっとずつ(調子が)上がってきていると思うので。チームも波に乗っているので崩さないようにしっかりやっていきたい」。今季初の5連勝で4カード連続勝ち越し。貯金9の首位固めに、しっかり貢献した。(阪井 日向)

 《初のアベック弾に歓喜》佐藤輝は大山との初アベック弾に「僕だったり、大山さんだったり、他にもホームランを打てるバッターがたくさんいるので、しっかり打って勝っていきたい」と力を込めた。新キャプテンとしてもチームを引っ張る先輩の今季1号。「チームの4番なんでみんな信頼していると思いますし、この先もきょうみたいに打ってくれるんじゃないかと思います」と喜んだ。

 《新人2戦連発は5年ぶり》佐藤輝(神)が4回に5号2ラン。前日14日に続く自身初の2試合連発とした。阪神新人選手の2試合連発は16年高山の9月19日巨人戦、22日広島戦以来5年ぶり。甲子園では15年江越の7月22日巨人戦、24日DeNA戦以来6年ぶり。また、牧(D)と並ぶ今季新人最速のチーム17試合目はシーズン42本ペースとなり、59年桑田武(大洋)と86年清原和博(西)の新人最多31本を上回る。なお過去20本塁打以上の新人の5号最速は03年村田修一(横浜=25本)のチーム11試合目。阪神で最多22本塁打の69年田淵幸一は21試合を要しており、佐藤輝はこれより4試合早い。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「田中将大」特集記事

2021年4月16日のニュース