バド渡辺勇大の叔父は寿司屋の大将「地元の応援はきっと届いている」3位決定戦へエール

[ 2021年7月29日 15:29 ]

東京五輪第7日バドミトン女子シングルス決勝トーナメント1回戦 ( 2021年7月29日    武蔵野の森総合スポーツプラザ )

渡辺勇大の叔父・成瀬雅人さん(左)が営む東京都杉並区の寿司屋「魚くま」。右は祖母の成瀬ひろ子さん
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 混合ダブルスで東野有紗と組み、30日に3位決定戦に臨む渡辺勇大(日本ユニシス)には行きつけの寿司屋がある。祖母の成瀬ひろ子さん(70)、叔父の雅人さん(51)が営む東京都杉並区上荻の「魚くま」だ。カウンター6席ほどの落ち着いた雰囲気の中、大将の雅人さんが握る新鮮な寿司を堪能できる。渡辺の実家からも近く、雅人さんによると「勇大は50貫ほど食べる」と大食いぶりを明かす。

 コロナ禍となる前はペアを組む東野、遠藤大由や、日本ユニシスからプロ転向した奥原希望(太陽ホールディングス)、トナミ運輸の嘉村健士らもオフに利用。まさにバドミントン界の“胃袋”だ。雅人さんは渡辺の試合が行われる全日程のチケットを200万円ほど費やして何とかゲット。それでも、無観客開催が決まり、観戦はかなわなかったという。雅人さんは「応援には行けなかったですが、地元の応援はきっと勇大に届いていると思う。明日は勝ち負けよりも、持てる力を悔いなく出し切ってほしい」と語った。

 渡辺とともにメダル獲得を狙う東野には「有紗ちゃんには感謝している。精いっぱい頑張ってほしい」とエールを送り、惜しくも準々決勝で敗れた男子ダブルスの遠藤には「勇大を引き上げてもらって感謝です。本当はパリまで頑張ってほしいけど、ゆっきり休んでください」とねぎらった。現在は緊急事態宣言中のため休業中だが「いつか、貸し切りにして好きなものを好きなだけ食べさせてあげたい」と笑った。

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2021年7月29日のニュース