武良竜也は7位 表彰台ならず「すごく悔しい気持ち」 男子200平泳ぎ決勝 

[ 2021年7月29日 10:46 ]

東京五輪7日目 競泳男子200メートル平泳ぎ決勝 ( 2021年7月29日    東京アクアティクスセンター )

<東京五輪 競泳 男子200メートル平泳ぎ決勝>7位でゴールし、メダル獲得はならなかった武良竜也(撮影・北條 貴史)
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 男子200メートル平泳ぎ決勝で武良竜也(25=ミキハウス)は2分8秒42で7位。メダル獲得はならず「終わってみて、すごく悔しい気持ちですね今は…」と言葉を絞り出した。

 準決勝では2分08秒27で1組3位。全体6位で決勝進出。150メートルまで力を温存しながら周りについていき、最後の50メートルでギアを上げた。4月の日本選手権で元世界記録保持者の渡辺に勝利し、一躍注目を集めた。本多の銀メダルに刺激を受けており「自分も男子にもっと勢いをつけたい。スピードもタイムも、まだまだ上げられる。決勝ではもちろん、メダルを狙っていく」と宣言していた。

 今年4月の日本選手権では平泳ぎ準決勝で全体1位だった“ダークホース”として初の五輪切符を獲得した。「自信があった」というラストの追い込みで前世界記録保持者の渡辺一平を逆転し、自己ベストの2分7秒58で2位。「最後の50メートルで爆発する自分の泳ぎができた」と胸を張れば、藤森コーチも「奇跡かな。もう腰が抜けてます」と大喜びしていた。

 昨年所属先との契約を打ち切られ、アルバイト生活も経験しながら練習を続けてきた。武良は「(渡辺)一平の分まで五輪で結果を出したい。(佐藤)翔馬と日本記録、世界記録を狙って、2人で表彰台を目指したい」と話していた。

 5月3日には新型コロナウイルス感染が判明し「ショックだった。言葉にならなかった」と心境を告白。自宅療養を経て同21日から活動を再開し、6月のジャパンオープンで復帰した。あと一歩で表彰台は逃したが、五輪でその力は十分見せつけた。

 ◆武良 竜也(むら・りゅうや)1996年(平8)7月3日生まれ、鳥取県出身の24歳。17年ユニバーシアード夏季大会代表。鳥取・米子北高、日体大出、ミキハウス。1メートル73、68キロ。

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