美誠4強 日本女子単初メダルへ「ビックリさせます」、29日準決勝&決勝

[ 2021年7月29日 05:30 ]

東京五輪第6日 卓球 ( 2021年7月28日    東京体育館 )

女子シングルス準々決勝でポイントを奪い、ガッツポーズする伊藤美誠
Photo By 共同

 女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(20=スターツ)が、田志希(28=韓国)にストレート勝ちし、4強入りで日本女子初となるシングルスのメダルに王手をかけた。8時間睡眠とメンタルの成長で心と体は充実。29日に準決勝と決勝・3位決定戦が行われる。五輪競技に採用された1988年ソウル五輪から8大会連続女子シングルスの金メダルを独占している中国に挑む。

 伊藤は自信がみなぎっていた。「1ゲーム目から頭がさえて凄く良かった」。田志希を得意のサーブでかく乱し、リターンで右へ左へ振り回した。

 第2ゲーム6―0の場面では、変幻自在さを発揮。パワーに押されて後陣に下げられながらも、突然、カット型のようなバックスピンで返球。虚をつかれた韓国の実力者の甘い返しを、強打で決めた。終始圧倒してストレート勝ちした。

 水谷と組んだ混合ダブルスで金メダルを獲得した。メダルセレモニーなどが深夜まで及んだため、3時間ほどの睡眠で翌27日のシングルスの2戦に臨んだ。だが、この日は「8時間ぐらい寝て、凄くいい状態」とフットワークも軽かった。

 ゲームとゲームの間、ノートを手に指示を送る松崎太佑コーチのアドバイスにも耳を傾けた。団体のみの出場で銅メダルを獲得した16年リオデジャネイロ五輪のころは、よく反発した。試合中にふくれ面をし、練習で指導をされると「あなたはできないくせに」とやり返した。だが、20歳になった今は違う。

 「私のコーチをよくしてくれているなと思います。昔から人の話を聞くタイプじゃないので。だいぶ大人になって、聞けるようになってきました」

 29日に決勝・3位決定戦までの2試合がある。まず準決勝で、同じ00年生まれのライバル・孫穎莎と激突する。ジュニア時代も含め過去2勝6敗、直近4連敗中の次世代の中国のエースが相手でも、心も体も充実した今なら怖くない。「(みなさんを)ビックリさせます」。日本女子初の個人のメダルは、最も輝く色にすると、心に決めている。

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