大会関連で一日最多24人が陽性もIOC広報部長「パラレルワールド。東京に感染を広げてはいない」

[ 2021年7月29日 12:21 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日、大会関連で新たに24人が新型コロナウイルス検査で陽性になったと発表した。24人は一日あたり最多の人数。内訳は国内在住者17人(業務委託スタッフ14人、大会関係者3人)、海外選手3人(いずれも選手村滞在)、海外からの大会関係者3人、海外からの業務委託スタッフ1人。今月1日以降の陽性者は累計で198人となった。

 組織委の高谷正哲スポークスパーソン(SP)によると、海外から来日した関係者で現在入院しているのは2人。重症例はないという。コロナによる入院か、と聞かれた国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムズ広報部長が「答えられない。個人が特定される」とさえぎったが、高谷SPはコロナによるものと認めた。累計では、入院した海外からの関係者は3人という。東京都では28日に過去最多2848人の感染が確認されているが、アダムズ広報部長は五輪関係者に対する徹底的な検査や行動制限が行われていることを強調。「パラレルワールドみたいなものだ。我々から東京に感染を広げていることはないと思う」と断言した。

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2021年7月29日のニュース