バド混合ダブルス渡辺、東野組 準決勝敗退で3位決定戦へ「今は次の試合に向けて準備したい」

[ 2021年7月29日 11:16 ]

バドミントン混合ダブルス準決勝、決勝進出を逃した渡辺(左)と東野(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 バドミントンの混合ダブルス準決勝が行われ、世界ランキング5位の渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が、中国ペアに敗れ、決勝進出を逃した。3位決定戦へまわる。第1ゲームを23―21で先取したものの、第2ゲームは15―21で落とした。最終ゲームも14―21で奪われ、1-2で敗戦となった

 渡辺は「相手が強かったっていうだけで、僕らが弱かったっていうだけで、次の試合もあるので、あまり振り返る時間はないと思いますけど、とりあえず今は次の試合に向けて準備したいなと思ってます」とコメント。東野は「やっぱり相手の選手も負けられないっていうのがあって、攻めの形を多く作らせてしまって、ちょっと自分たちが引いてしまう場面が多くなってしまったかなと思います。飛ばない方からの球の作り方っていうのを課題にやっていきたいです」とした。

 あす30日に行われる3位決定戦へ向けて、渡辺は「僕らが新しく作るレールを敷けるように明日また準備して戦いたいなと思っています」と話し、東野は「明日もしっかり準備して、2人で作戦を立てて頑張っていきたいと思います」と抱負を語った。

 渡辺、東野で愛称は“ワタガシ”。富岡一中時代からペアを組み、18年全英オープンで優勝。19年世界選手権でも3位に輝くなど成長を遂げていた。同種目で日本勢初のメダル獲得へ向けて、あす30日の3位決定戦に挑む。

 ◆渡辺 勇大(わたなべ・ゆうた)1997年(平9)6月13日生まれ、東京都出身の24歳。リオ五輪後に遠藤とペアを組み、20年の全日本総合選手権で2連覇。東野有紗との混合ダブルスでは18年の全英オープン初優勝。福島・富岡高出、日本ユニシス。1メートル67、60キロ。

 ◆東野 有紗(ひがしの・ありさ)1996年(平8)8月1日生まれ、北海道岩見沢市出身の24歳。福島・富岡一中、富岡高を経て15年に日本ユニシス入社。女子ダブルスで全国中学、全国高校選抜で優勝。同中から1歳後輩の渡辺と組んだ混合ダブルスでは14年世界ジュニア銅メダル、19年世界選手権3位。1メートル60、54キロ。右利き。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月29日のニュース