中村壱太郎ら花形歌舞伎で忠臣蔵「僕らが切り開く」来年3月、南座で

[ 2022年12月14日 15:00 ]

「三月花形歌舞伎」で「仮名手本忠臣蔵」に挑戦することになった(前列左から)尾上右近、中村壱太郎、(後列左から)中村莟玉、中村鷹之資、片岡千之助                               
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 歌舞伎界のホープ、中村壱太郎(32)、尾上右近(30)ら5人が14日、京都市内で来年3月に南座で上演する「三月花形歌舞伎」(来年3月4~26日)の取材会を行った。

 演目は「仮名手本忠臣蔵」の“おかる勘平”で有名な五、六段目など。壱太郎が上方、右近が江戸の型で早野勘平を、おかるは片岡千之助(22)、中村莟玉(26)が務めるなど、主要な役がダブルキャストなのも話題。

 右近は「討ち入りの日に忠臣蔵の話ができるのも何かの縁。さっき、新幹線で大ファンのくまだまさしさんに会って、写真も撮ってもらった。すごい幸先いい」と、いきなり大はしゃぎ。くまだも早々に2ショットをツイッターで上げていた。 

 壱太郎は「平成世代が集まって古典で勝負する、僕らが切り開く」と力を込めた。“悪役”でも名高い斧定九郎を演じる中村鷹之資(23)は「僕も出たい、とずっと憧れていた公演。熱く、暑苦しいぐらい頑張りたい」。千之助も「チャレンジ精神を持ちながら、自分との戦いだと思って挑みたい」。莟玉は「勉強会ではなく“公演として成功させる”という意気込みでやらなければ」と緊張感を漂わせた。

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2022年12月14日のニュース