「鎌倉殿の13人」泰時・坂口健太郎「そんなことまで言わなくても」頼家&実朝と“再会”義時の悪口大会?

[ 2022年12月14日 14:00 ]

「鎌倉殿の13人」ファンミーティングに登場した坂口健太郎(C)NHK
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 俳優の坂口健太郎(31)が7日夜、東京・渋谷のNHKホールで行われたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)のファンミーティングに登場した。

 18日の最終回を前に「緊急開催!『鎌倉殿の13人』ファンミーティング」と題して開催されたイベント。主人公・北条義時役の俳優の小栗旬、妻の八重を演じた新垣結衣、長男・北条泰時役の坂口、源頼家役の金子大地、源実朝役の柿澤勇人、江間次郎役の芹澤興人、音楽を手掛けた作曲家エバン・コール氏がゲスト出演。進行は源範頼役の迫田孝也、フリーアナウンサーの赤江珠緒が務め、豪華な顔ぶれが一堂に会した。イベントには4万通超の応募があったといい、当選倍率は31倍。NHKホールだけでなく、オンラインでも2万5000人が視聴した。

 泰時が仕えた頼家役の金子、実朝役の柿澤がトーク中に呼びこまれた坂口は「アップしてからお会いするのは久しぶりですね」と再会を喜んだ。

 それぞれとの関係性の違いについて聞かれ、「頼家は竹馬の友として幼いころからの関係性だったし、実朝は泰時の中で理想の鎌倉殿だろうなという感覚はあるんですよ。父上(義時)が少しずつダークサイド寄りになっていく中で、泰時の中でのどこか希望の人だっただろうし。頼家と実朝の大きな違いは、頼家は荒ぶっていく様をどこか心配そうにも見ていたけど、すごい友情が強くあった気がして。実朝は、人としての尊敬みたいなのは強く持っていたような気がします」と語った。

 一方で2人の将軍から見た泰時について、金子は「小さい時からずっと一緒にいたし、ちょっとうらやましいなとジェラシーを感じる存在でもありました。間近で義時との関係とか見ていて、僕は父とそこまでの関係はなかったからそういう気持ちはあった」と語ると、柿澤は「ラブです。愛です」と即答。「この時代、鎌倉殿は世継ぎを作らなきゃいけない。ただ実朝は、史実でもそうなんですけど、子供がいないと。今回の大河もそういう設定になっていて、三谷さんもそういう本を書いてくださって。なかなかできない体験だった。泰時のことは好きだと思いながらも、一方ですごくそれは将軍として悩みながら悲しい運命だなと思いながらやっていました」と役さながらに述べた。

 司会の迫田から闇落ちしていく義時について「どう思う?」と聞かれ、金子は「腹立ちますよねえ。どんどんダークになっていって、僕知らないですもん、あんなダークな義時は」と言えば、坂口は「そうですね。僕なんかはやり合うシーンが多いので、この前は、お前の声は耳に障るとまで言われて(笑い)そんなことまで言わなくていいじゃないかと思いましたけど」と苦笑。柿澤も「ほんと人の話聞かないなってずーっと思ってましたよ。周りの御家人同士でやりあってるならまだしも、我々一応鎌倉殿ですから(笑い)ねえ?畠山とか義盛のこと殺すなって言ったのに…うなずいてたじゃん、あなた全力で!って。何を聞いてんのよって」と、義時の悪口大会?に発展。

 人の道を踏み外しかけている義時に、坂口は「ほんとねえ。止まらなくなっちゃってるんですよね。すみません、父上が」と泰時さながらに詫びた。

 会話を舞台袖でじっと見ていた小栗がトークに加わると、迫田は「小四郎!なんかみんなめっちゃ言ってたよ、悪口」と告げ口。小栗は「よく言いますね、みんな。びっくりですよ。みんなも悪いんだよ?頼家に関して言えば、だいぶこっちは骨を折っていろいろしましたよ。けっこう無視されて、一回倒れちゃったんでいろいろしちゃったんですよ、こっちも。そしたら元気になっちゃって(笑い)まさか復活するとは」と苦笑。金子は「ちょっとしちゃった、がえげつないことしてるんですよ、僕からすると。僕も悪いとこあったかもしれないですけど…」とツッコんだ。

 一方で、小栗は「でも、あれは佐藤二朗も悪い(笑い)あれは二朗さんがちょっと欲望に走ったんですよ。全成さんも比企さんにやられちゃったし」と、佐藤演じた比企能員が暗躍したせいだと見解。「あと実朝さん。和田殿にあのセリフをみんなの前で言っちゃダメなんですよ。“義盛、お前に罪はない”なんてね。あんなおおっぴらな場所で言っちゃったら…殺すつもりなかったですもん、こっちは全然!」と言うと、柿澤は「うそお?」と仰天して笑いを誘った。

 「あごで指示してたじゃん!」とツッコむ迫田に小栗は「あれはどちらかというと勝手に平六が動きましたよねえ。察して。僕、別に討て!って言ってないですから。討て!って言ったのあいつですから」と、平六こと三浦義村(山本耕史)の指示だと主張した。

 それでも小栗は「皆さん素晴らしかったです。頼家は最後かっこよかったですね。善児と戦わなきゃいけなくて。善児またひどかったですし。意外と泰時があっさり気絶させられちゃうというのも…(笑い)」と熱演を称賛。

 直前の放送は、鎌倉最大のミステリーにして最大の悲劇と言われた「実朝暗殺」の回。鶴岡八幡宮で実朝が暗殺されるクライマックスシーンだっただけに「実朝さんも、あの大階段のところは素敵でしたね。僕は(実朝を助けに行こうとした泰時を)止めてしまったりしたけど。その前に雑音がちょっとあったけど…僕の代わりに立ってくれた人が…」と源仲章(生田斗真)をイジり、「ピーピーワーワー言ってましたけど。寒いとか」と苦笑。結果的に2人の将軍を救えず「もうちょっと奮闘するところを見せたかった」と肩を落とす坂口の横で、「あのセットはすごかったよね?階段がばーっとあって、今行っても鶴岡八幡宮の大階段ってすごいじゃないですか。あれだと(下にいた)太郎がどんなに急いで上っても難しかったんじゃないかな」と息子・泰時をフォローしていた。

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