和製Aロッド・青学大の佐々木泰が6戦4発 HR量産の理由明かし、遊撃手にも意欲

[ 2021年4月21日 13:04 ]

東都大学野球・第4週第2日   青学大3―5国学院大 ( 2021年4月21日    神宮 )

<国学院太・青学大>3回1死二塁、同点2ランを放つ青学大・佐々木(撮影・尾崎 有希)
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 3連敗中の青学大は国学院大に競り負け、4連敗。投手陣が4回までに5失点と粘りを見せることができなかった。

 4月のデビュー以来、アーチを連発している1年生の佐々木泰は「3番・三塁で」先発出場し、3打数1安打2打点。2点を追う3回は2死二塁から国学院大の先発左腕・楠茂将太(3年)のスライダーを捉え、左中間スタンドへ同点2ランを叩き込んだ。

 6戦で4本塁打となった一撃を「2点差で本当に点が欲しかった。ランナーを返せるように強い打球を打とうと打席に入った。良い心の準備ができて結果につながった」と振り返った。

 リーグの通算本塁打記録はOBでロッテ・井口監督が持つ24本。偉大な先輩を上回るペースでアーチを架ける要因を配球を読む能力の高さにあると本人は分析する。「来た球を打つことはあまりできない。前の打席と関連させて配球を読んでいる。そこは自分の得意な部分」

 前日の同カードではスライダーで三振を喫した。「昨日、全くあっていなかった。捕手も知っていたと思う。スライダーに張っていた」。狙い球を逃さずスタンドに運んだ。

 課題に守備を挙げ「ノックは毎日欠かさずやるようにしている」というスーパールーキーは「上でやっていくにはサードもだが、ショートも守っていかないといけない。(遊撃で主将の)泉口さんに学んでいきたい」とOBの井口監督が青学大時代に守ったポジションに意欲を示す。

 スケールの大きな打撃を見せる佐々木が将来的に遊撃を守れば、大リーグ・ヤンキースなどでプレーしたアレックス・ロドリゲスの姿が重なる。「戦国東都」で暴れる怪物の今後に注目だ。(柳内 遼平) 

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