オリックス・能見 「若手の尻ぬぐいする」快投、直後に打線爆発 勝利呼ぶ仕事に「みんなでカバー」

[ 2021年4月21日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス11-3西武 ( 2021年4月20日    京セラD )

<オ・西>8回1死一、二塁、能見は代打・栗山を遊撃併殺打に抑えガッツポーズ(撮影・後藤 大輝)
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 数々の修羅場を経験してきた男がチームを救った。5―3の8回1死一、二塁。オリックス・能見の出番は、長打が出れば同点となる場面で巡ってきた。代打・栗山への2球目。外角144キロ直球で遊ゴロ併殺。2ホールド目を記録した大ベテランは「できれば(出番が)ない方が助かるというのが、正直なところですが…」と冗談めかしてクールに笑った。

 連敗を4で止め、チームを救うと同時に、若手も救った。5番手で8回から登板した漆原が四球と安打で招いたピンチ。41歳は奮い立った。

 「ウルシはいろんな経験をして、大事な選手になる。誰もが最初から成功はない。みんなでカバーし合いながら、成長できれば」

 気持ちを込めた2球で相手の流れを断ち切ると、直後の攻撃で打線が一挙6得点。ともに今季最多17安打、11得点の快勝は結果的に能見が導いた。

 中嶋監督もベテランに最敬礼だった。平野佳とともに「若手の尻ぬぐいをするのが、あの2人の役割。頼りにしています」と目を細めた。投手コーチを兼任するが、軸足はあくまでも選手。「監督、コーチも選手で、と言ってくれている」。投球に集中できる環境を作ってくれているから、最大限の力を発揮できる。酸いも甘いもかみ分けたベテランは、ピンチでこそ輝く。(桜井 克也)

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