阪神不敗神話の数珠つなぎ 2発の大山打点で19連勝、先制すれば16戦全勝、チームに一発出れば13連勝

[ 2021年4月21日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神10ー5巨人 ( 2021年4月20日    東京D )

<巨・神>9回、2ランを放ち、ナインと笑顔でエアタッチを交わす阪神・大山(撮影・北條 貴史)
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 興奮さめやらぬ中、主砲の一撃に東京ドームが再びどよめきと歓声に包まれた。助っ人砲の活躍に負けじと、阪神・大山が輝きを放った。

 「チームの勢いというか、マルテが先制のホームランを打って、チカ(近本)がタイムリーを打って、いい流れがあったので、その勢いのまま、ホームランになってくれてよかった」

 マルテの2ランで追加点を奪った直後の3回だ。カウント1―2から高めのカットボールを右翼席へ。15日広島戦以来3試合、13打席ぶりの一発で、サンチェスを引きずり降ろした。これで終わりではない。6―4の7回は1死一塁から左前打でつなぎ、梅野の二塁打で貴重な追加点のホームを踏むと、8―4の9回1死一塁では左腕・戸根の内角ツーシームを強振。左翼席最前列に飛び込む3号2ランでダメ押しした。

 この一撃には、右翼席の巨人ファンも静まりかえるばかり。昨年9月18日の中日戦以来で巨人戦では自身初となる1試合2発。「チームの勝利が一番うれしい。しっかり喜ぶところは全員で喜んで」と笑顔がはじけた。

 昨年からは、打席で“割り切り”を意識するようになった。「初球を振るときは思いきり振る」。ミスショットのリスクもあるが、場面ごとに意図を明確にし、迷わず自分を信じてスイングする。その結果、チームトップの28本塁打につながった。その考えは今も変わらない。ただ、今年は自らが犠牲になってでも、得点につなげるというチームリーダーの考えに重きを置き、打点もチームトップと主軸の役割を果たしている。この日の2本塁打に矢野監督も「単に1本出たということじゃなくて、手応えのあるヒット、ホームランという感じになったと思う」と評価した。

 大山が打点を挙げれば19連勝。昨年から続く「不敗神話」も揺るがない。チームも19年5月15日巨人戦以来の1試合5発をマーク。好調の中心にいるのは間違いなく大山だ。(長谷川 凡記)

 《3年ぶり2戦連続2桁得点》阪神は18日ヤクルト戦に続く2試合連続10得点の猛攻。チームの2試合連続2桁得点は18年9月5、6日の広島戦以来3年ぶり。21日も2桁得点で3試合連続なら、10年以来11年ぶり6度目の球団タイ記録。巨人戦2試合連続2桁得点はリーグ優勝した03年7月11、12日以来18年ぶりになる。

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