立正大1年・飯山志夢がいぶし銀の活躍 父は日本ハムの飯山裕志コーチ

[ 2021年4月21日 15:49 ]

東都大学野球・第4週第2日   立正大8―4駒大 ( 2021年4月21日    神宮 )

<立正大・駒大>6回無死一塁、盗塁する立正大・飯山(右)(撮影・尾崎 有希)
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 1勝6敗で最下位の立正大は5回に主将の桂川弘貴内野手(4年)が満塁弾を放つなど打線がつながり、8―4で駒大を下した。

 日本ハムの飯山裕志内野守備コーチの長男・志夢(もとむ)外野手(1年)は6回に代走で途中出場し、持ち味の快足で二塁への盗塁を決めた。 5点リードの8回無死一塁で迎えたリーグ戦初打席は痛烈なライナーを放ったが、三塁手が横っ飛びで打球を掴み、三直に倒れた。

 父の名の1文字と好きな言葉を合わせて「志夢」と名付けられた。中央学院(千葉)では主に「2番・中堅」で、昨夏の代替大会は俊足を武器に攻守でチームをけん引した。

 20年間も現役で戦った職人プレーヤーの父・裕志氏からは「1球に集中。1球で試合は大きく変わる」と教えられた。

 昨夏には「今は遠く及びませんが、父のように守備、走塁を長所にして、長く活躍できる選手になりたいです。いつかはプロ野球選手に」と夢を語り、高いレベルの「戦国東都」に所属する立正大で実力を磨くことを決めた。

 前日に行った紅白戦の内容を評価され、ジュニアは出場を勝ち取った。坂田精二郎監督は「1年生の勢いが欲しかった。1年生が出てくるとみんな(上級生)は守ろうとする。視野も広くなって、冷静さも出てくる」と起用の理由を明かした。

 ユーティリティープレーヤーだった父譲りの「いぶし銀」のにおいがするデビュー戦となった。(柳内 遼平)
 
 ◆飯山 志夢(いいやま・もとむ)2003年(平15)2月13日生まれ、東京都葛飾区出身の18歳。幼稚園年長で野球を始め、金町中時代は荒川尾久ボーイズでプレー。中央学院では1年秋から遊撃手でベンチ入りし、2年秋から外野手でレギュラー。1メートル76、70キロ。右投げ左打ち。

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