小泉孝太郎「心のよりどころ」 恩人・いかりや長介さんに感謝 亡くなる数カ月前に伝えられた言葉

[ 2023年5月10日 22:39 ]

俳優の小泉孝太郎
Photo By スポニチ

 俳優の小泉孝太郎(44)が10日放送の日本テレビ「1周回って知らない話 2時間SP」(後7・00)に出演し、いかりや長介さん(享年72)との思い出を振り返った。

 父は元総理大臣・小泉純一郎氏、弟の小泉進次郎氏は元環境相と政治家一家に生まれた孝太郎。事務所に所属してわずか3カ月でドラマのレギュラーに抜てきされた際、「総理の息子」という肩書に、当時は批判も上がった。

 そんな孝太郎に真摯(しんし)に接してくれたのが、事務所の大先輩いかりや長介さん。俳優としての基礎を一から丁寧に指導してくれた人物で、芸能界に入って7年が経っても「役者」ではなく「首相の息子」としてのキャスティングばかりで焦りを感じていた孝太郎に「大丈夫だ。焦るな。俳優ってのはな、生き様が現れる仕事なんだ。お前が真剣に芝居に向き合っていれば役ってのは必ず向こうからやってくる」と声をかけて救ってくれた。

 孝太郎は、いかりやさんについて「心のよりどころでした」と感謝。「いかりやさんは本当に僕が真剣に人生を懸けて芸能界に来たんだな、そしてうちの事務所に来たんだなと最初から感じ取って下さって」と自身の思いを汲み取ってくれていた人だとした。

 いかりやさんからは「お前が真剣なのはわかったから。俺が生きてきて培ってきたものをお前に全部伝えていく」と伝えられたという。だが、同時に、いかりやさんが孝太郎に役者の演技・技術論を教えていることを「これは言わないでくれ。俺も悩むことがある。それを周りに言われると、俺だって恥ずかしい」と言われたことを明かした。

 また、いかりやさんから言われて響いた言葉について聞かれると「亡くなる数カ月前。声も本当にかすれて、振り絞るような形で」とし、「孝太郎、真っ白な台本っていうのは宝物だぞ。俺はこの歳になっても新しい台本をもらうのが幸せなんだ。頑張れな」という言葉を明かした。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月10日のニュース