藤井聡太王将が2回戦進出　中川大輔八段を下す　王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦

初手を指す藤井聡太王将（左）。右は中川大輔八段（撮影・我満　晴朗）
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　将棋の藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠＝は10日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第71期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で中川大輔八段（54）を下し、2回戦に進出した。

　現在6冠を保持している藤井にとって王座戦はタイトル挑戦経験のない唯一の棋戦。デビューした第66期（17～18年）は挑戦者決定トーナメント準決勝まで進出したが、翌期から昨期までの4年間では1勝4敗で、相性の悪さが目立っていた。今回、永瀬拓矢王座（30）への挑戦権を獲得し、例年9月開幕の5番勝負を制せば、史上初の全8冠制覇の可能性がある。