6人組ボーイズグループ「DXTEEN」 韓国合宿乗り越えた6人の固い絆 きょう10日CDデビュー

[ 2023年5月10日 05:30 ]

ポーズを決めるDXTEENの(前列左から)大久保波留、谷口太一、平本健(後列同)田中笑太郎、福田歩汰、寺尾香信(撮影・河野 光希)

 きょう10日にCDデビューする6人組ボーイズグループ「DXTEEN(ディエックスティーン)」。1年に及ぶ韓国での合宿を経て、デビューにたどりついた。

 昨年1月から約1年間、練習生として韓国でトレーニングを積んだ。1日10時間以上、歌唱、ラップ、ダンス、語学などさまざまなカリキュラムをこなす。リーダーの谷口太一(20)は「長いと午前10時から午後10時ぐらいまで。デビューの準備期間に入ると深夜0時になったりして、家にいるよりスタジオにいる時間の方が長かったですね。ご飯を食べて寝るためだけに帰ってた」と話す。

 もともとデビューできるという保証があったわけではない。平本健(18)は「何を目指してるかも分からないし、デビューできるかも分からない。家族や友達に会えなくて、閉じ込められているように感じることもあった」と正直に振り返る。

 K―POPアーティストに憧れ、韓国に渡って練習生になる日本人が増えた昨今。何年もかけてデビューをつかみ取る者がいれば、挫折して夢を諦める者も多い。心細くなる異国で、一緒に夢を目指す仲間の存在は大きかった。

 共同生活で深まった6人の仲。大久保波留(18)は「練習後は家に帰って、お風呂の取り合いでした」と笑う。ムードメーカーは最年少の田中笑太郎(17)だったといい、大久保は「いつも笑っていて、テンションが下がっているところがないんです」と語った。

 週1回の休日の楽しみは、田中が全員分作る食事だった。大久保は「唐揚げが抜群においしいんです!」。田中の唐揚げは祖母直伝のニンニク多めの味付けで、みんなの白ご飯が進む。まさに部活のような合宿だった。

 オーディション出身者のグループが華々しくデビューしていく裏で、黙々と力をつけた6人。「同じ釜の飯」を食べて深めた絆は強い。デビュー後に待ち受ける困難も6人で乗り越えていく。 (伊藤 尚平)

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