「わくわくさん」こと久保田雅人 天に旅立ったノッポさんとの最初で最後の競演“伝説の最終回”思い出秘話

[ 2023年5月10日 18:10 ]

“ワクワクさん”久保田雅人インスタグラム(wakuwaku_kousaku)から

 NHK Eテレ「つくってあそぼ」「つくってワクワク」のわくわくさんこと久保田雅人が10日、昨年9月に心不全のため死去した、NHK教育番組「できるかな」の「ノッポさん」として知られる俳優で作家の高見のっぽ(たかみ・のっぽ)さん(享年88)を当時の思い出を振り返りながら、憧れの先輩の死を悼んだ。

 「わくわくさん」こと久保田雅人はスポニチの取材に「私が初めて高見さんにお会いしたのは、1990年初頭でした。細くて、私より背が高く“本当にのっぽさん”というのが第一印象でした」と高見さんとの出会いを回顧。「『できるかな』の最終回に私も出演させていただき“僕のあとを継いでくれるワクワクさんです”とご紹介いただいたのを忘れていません」と語った。

 「そして、高見さんと一緒に工作をご披露しました。あれが、本当に“ノッポ・ワクワクの最初で最後のコラボ”になってしまったのです。収録時の高見さんはホントはしゃべりながら『ノッポさん』を演じられてました。とってもスマートな動きと手さばきに感動しました」と驚きの事実も披露。「そして、今日の訃報はショック以外の何物でもありません。もう一度、あのスマートな動きとパフォーマンス見たかったです。心よりご冥福をお祈りします」と悲報に胸を痛めていた。

 「わくわくさん」は、ノッポさんの「できるかな」(1970年4月~1990年3月)最終回で、ノッポさんに紹介される形で登場。番組を引き継ぐ形で「つくってあそぼ」の放送が開始された経緯を持つ。

 久保田は自身のツイッターでも「私より背も高く、細くて本当にのっぽだった“ノッポさん”。私より足が1.5倍長く、私の3歩は、あなたの2歩でした」と述懐。「その長い脚で歩かれたエンターテイナーとしての人生に敬服しております」と思いを記し「本当にお疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。心よりご冥福をお祈りいたします」と偲んだ。

 高見さんはNHKの教育番組「できるかな」に出演し、一言も話さず、ジャスチャーのみで伝えるノッポさんとしてゴン太くんとコンビを組み、人気を博した。一方で作家・高見映としても、多数の児童書、絵本などを出版。また、脚本、演出、振り付けをテレビ、舞台で手掛けるなど、マルチな才能の持ち主でもあった。

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