「できるかな」ノッポさん・高見のっぽさん死去 マルチに活躍 「みんなのうた」で歌声、作家、振り付け…

[ 2023年5月10日 12:14 ]

07年、NHK「みんなのうた」で「ハーイ!グラスホッパー」を歌う高見のっぽさん(後列中央)=手前は孫バッタを演じた子供たち
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 NHK「できるかな」の「ノッポさん」として知られた俳優で作家の高見のっぽ(たかみ・のっぽ、本名嘉明=よしあき)さんが2022年9月10日、心不全のため東京都の病院で死去していたことが10日分かった。88歳。京都市出身。葬儀は近親者で行った。

 1967年からNHK教育テレビ(現・Eテレ)の番組「なにしてあそぼう」「できるかな」に出演し、一言もしゃべらずにジャスチャーで伝えながら、器用に工作を披露する「ノッポさん」として相棒「ゴン太くん」とのコンビで子供たちの人気を博した。

 マルチな才能の持ち主だった。作家・高見映としても、多数の児童書、絵本などを出版。また、脚本、演出、振り付けをテレビ、舞台で手掛けた。NHK「みんなのうた」では05~06年放送の「グラスホッパー物語」で歌声。受賞歴はNHK放送文化賞など。2013年からは宮沢賢治作品の1人芝居を上演していた。著書には「ノッポさんがしゃべった日」などがある。

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