王座戦挑戦者決定トーナメント開幕 藤井王将VS中川八段 8タイトル中、挑戦経験がない唯一の棋戦

[ 2023年5月10日 10:33 ]

初手を指す藤井聡太王将(左)。右は中川大輔八段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第71期王座戦挑戦者決定トーナメントは10日午前10時、東京都渋谷区の将棋会館で始まった藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠=―中川大輔八段(54)戦で開幕した。

 同局は振り駒により、藤井の先手が決定。戦型は角換わりとなった。
 藤井にとっては将棋の8タイトル中、挑戦経験がない唯一の棋戦だ。デビューした第66期(17~18年)は1、2次予選を6連勝して通過し、挑戦者決定トーナメントも準決勝まで進出。斎藤慎太郎七段に敗れたが、タイトル戦初出場まであと2勝に迫るベスト4の好成績を残した。だが翌期から昨期までの4年間では1勝4敗。うち初戦負けが3回と、相性の悪さが目立っていた。

 王座戦の挑戦者決定トーナメントには2次予選通過者とシード者による16人が参加。4勝で永瀬拓矢王座(30)に挑む5番勝負(例年9月開幕)の出場権を得る。

 持ち時間はチェスクロック計測の各5時間。昼、夕食休憩を挟み、終局は夜になる見込み。

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