加藤浩次　投資詐欺被害者に“苦言”「現金手渡し…確定申告でちゃんとやってんですかということを」

極楽とんぼの加藤浩次
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　お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次（53）が10日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」（月～金曜前8・00）に出演。インド洋の島国セーシェルにある会社で出資金を運用すれば高配当が得られるとうたい、出資者から現金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課が9日までに、詐欺容疑で投資コンサルタント会社「FRich　Quest（フリッチクエスト）」（東京）の社長の男（38）ら8人を逮捕した事件について言及した。

　生活経済課によると、社長らは2016年3月～22年1月ごろ、約3300人から計約200億円を詐取したとみられる。月4％の配当をうたい、資金がない人に消費者金融から借りるよう促していた。セーシェルの会社は、実体がなかったという。被害者は20～30代の若者が多く、平均で700万円程度の借金をして出資したとされる。同時に複数の金融機関に融資を申請する手続きをフリッチ社側が代行していた。社長らは現金の手渡しで出資や配当をやりとりしていた。振り込みにしないことで現金の流れを分かりにくくし、摘発を逃れる狙いがあったとみられる。社員と出資者との連絡には、暗号化技術が高く、自動的にメッセージを消去できる通信アプリ「シグナル」を使っていたという。

　加藤は「本当に被害者の方には申し訳ないし、被害者の方も大変だったなと思うんですけれど、これ現金手渡しで渡されて申告してるんですかって。これ利益ですよと。確定申告でちゃんとやってんですかということを被害者の方に言いたい。そして、被害者の方、絶対にリスクがない投資はないですから。ここを分かっとかないと、ここはやっぱり勉強してもらいたいなと思うんです」と自身の思いを話した。