春風亭一之輔 毒づきながらも「浮足立ってますから」 笑点新メンバー加入後初ラジオ

[ 2023年2月10日 08:11 ]

春風亭一之輔
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 日本テレビの人気演芸番組「笑点」(日曜後5・30)の大喜利コーナーに新メンバーとして加入した落語家の春風亭一之輔(45)が10日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「春風亭一之輔あなたとハッピー!」(金曜前8・00)に生出演。加入後、初のレギュラー番組出演となった。

 前番組のパーソナリティーの飯田浩司アナウンサーから「おめでとう。本当にめでたい」と祝福を受けると「ありがとうございます」と一之輔。多くの花なども送られてそうで「どうなんだろうね、『笑点』っていうのは。現金なものだよね、花来ちゃうんだから。お祝いだ、お祝いだ!ってめでたいことなんて何もない。少しはあるだろうけど。もう万引きもできないよ!例えだよ!真に受ける人いるから」とボヤいてみせた。

 「『笑点』見た影響でリスナーも新規の人がいるかもいれないから頑張っていきましょう!」とディレクターに言われたといい、「『笑点』ばっかり見て喜んでいるやつらは『笑点』見てろ!いいよ、ラジオまで来なくなって!」と毒づきつつ「フワフワ浮足立ってますから」と続けた。

 さまざまな反響に「疑心暗鬼になってますから、いろんなことが…」と嘆く場面も。一之輔は「『笑点』を窓口にして落語とか寄席にちょっとでも興味持って、そこから1つでも前に進んで、視聴者の方が、落語ってあるんだなとか、この番組を聞いてくれるのもいいですよ。そういう窓口になればいいなと思って出るところもある」と話した。

 一之輔は昨年9月30日に肺がんのため死去した六代目三遊亭円楽さん(享年72)の後任。「笑点」の新メンバー登場は、昨年1月の桂宮治以来となる。

 一之輔は01年に日大芸術学部を卒業後、春風亭一朝に入門。04年に二ツ目に昇進し、前座名「朝左久」から一之輔に改名した。12年3月に21人抜きで真打昇進。年間に高座約900席をこなす超売れっ子で、ラジオのパーソナリティーとしても人気を博している。「NHK新人演芸大賞」落語部門大賞を受賞。「今、最もチケットが取れない落語家」と言われている。

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2023年2月10日のニュース