「どうする家康」岡崎体育 大河初出演!戦国版“走れメロス”鳥居強右衛門役 磔に?役作り「悩みました」

[ 2023年2月10日 07:00 ]

NHK大河ドラマ「どうする家康」に鳥居強右衛門役で出演することが決まった岡崎体育。大河ドラマ初出演となる
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 シンガー・ソングライターの岡崎体育(33)が放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に「長篠の戦い」(天正3年、1575年)で大活躍した足軽・鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)役で出演することが決定し10日、番組公式サイトで発表された。大河初出演にして時代劇初挑戦。「大河ドラマは子どもの頃から祖父と一緒に見ていたので、そんなシリーズに出演できて、うれしいです。『元禄繚乱』(1999年)が好きでした。祖父と吉良上野介と浅野内匠頭の名シーンを家の居間で真似して遊んでいました」と喜んでいる。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」などのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛け、嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 岡崎が演じるのは“ろくでなし強右衛門”と呼ばれ、普段はやる気も勇気もない、三河北部・奥平家の地侍・鳥居強右衛門。武田軍に攻め込まれ、絶体絶命の長篠城を救うため、武田包囲網を突破し、岡崎城の家康のもとに助け求めるミッションを帯びる。走ると自然に歌を口ずさむ癖がある。

 番組が「名もなきヒーロー、戦国版“走れメロス”」と銘打つ役。強右衛門が磔(はりつけ)にされた絵「鳥居強右衛門磔図」が有名だが、岡崎は「ぶっきらぼうで無愛想、汚い見た目だけど、どこか憎めない愛されキャラかなと思います。『ふんどし一丁で磔で死ぬのか!』というのが率直な思いでした。一癖も二癖もある役なので、自分なりの強右衛門をどう表現しようかと悩みました」と役作り。

 武田信玄役の俳優・阿部寛とは昨年1月期のTBS日曜劇場「DCU」で共演。「(今回は)共演シーンはないかもしれませんが、以前、阿部さんの部下役をやっていたので、阿部さんと稽古場などでお会いすると健やかな日常会話を繰り広げさせていただいております」と再会を楽しみながら「このドラマでは敵対する軍勢なので、つらいですが、一矢報えるように頑張ります」と意気込んでいる。

 岡崎は2018年後期の連続テレビ小説「まんぷく」に続き、NHKの2大ドラマを制覇。その存在感に再び期待が高まる。

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