櫻坂46渡邉理佐はメンバー全員から慕われる姉御肌 卒業コンサート開催

[ 2022年5月23日 00:05 ]

卒業コンサートを行った櫻坂46の渡邉理佐(左)とキャプテンの菅井友香
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 櫻坂46渡邉理佐(23)の卒業コンサートが21、22日、東京・国立代々木競技場第1体育館で開催された。改名前の「欅坂46」時代から、卒業メンバーに焦点を当てた“卒業コンサート”の実施はグループとして今回が初。後輩となる2期生の武元唯衣(20)は「2期生はみんな、理佐さんの愛情や優しさに救われてきました。後輩として歩めたことが人生の誇りです!」と力を込める。MCでもメンバーそれぞれが愛の詰まったエピソードを披露し、温かい雰囲気に包まれたコンサートとなった。

 渡邉の“姉御肌”は、欅坂46時代から知られてきた。冠番組の楽屋隠し撮り企画では率先して部屋を片付け、1期生の小池美波(23)がアイスをこぼすと「こぼしてんじゃねーよ」と言いながらもウェットティッシュなどを手渡す姿が見られた。

 櫻坂46に改名後も、その性格は健在。この日のMCでは、2期生の大園玲(22)が「テレビパフォーマンスのイントロで目をつむってしまった」ことを渡邉に相談すると「大丈夫だよ!次は目をかっぴらけばいいんだから!」と助言を受けたという。増本綺良(20)も「理佐さんがお買い物に付き合ってくれたのですが、現地集合現地解散でした」と話す。さっぱりとした面倒見の良さも、愛されてきた要因の1つだ。

 2015年8月に欅坂46の1期生として加入し、ともに活動してきた仲間たちからの信頼も厚い。齋藤冬優花(24)は「グループがいろいろあってうまくいかない時も、軸になって立ち続けてくれた。救われたメンバーもたくさんいたと思う」と話し、小林由依(22)も「ずっと近くにいたのが当たり前だったから、卒業がまだ信じられない。理佐の存在があったからこそ救われた」など“救われた”という言葉を使うメンバーが多かった。ライブ中盤では1期生のみで欅坂46時代の曲をパフォーマンス。「制服と太陽」では曲の終わりに全員で抱き合い、グループからの卒業を惜しんだ。

 全メンバーの渡邉への思いがあふれた今回のコンサート。それに対し渡邉も「ここまで一緒に頑張ってきた1期生や、たくましく成長してくれた2期生たちを見て、安心して卒業できると思った。私が新たに羽ばたく道へ進んでも“櫻坂にいたんだぞ”と胸を張って言えます」と笑う。次なるステップに向けて、ステージを去る後ろ姿は美しかった。

 キャプテンの菅井友香(26)は「どんな時も味方でいてくれた理佐に、幸せや笑顔があふれることを祈っています!理佐が残してくれたものを大切に、これからも櫻坂は続いていきます」と改めて決意。さらなる高みを目指して、櫻は咲き誇る。

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