「鎌倉殿の13人」石橋静河 派手な“静御前の舞”足を蹴り上げ「新鮮」重圧も「幸せな気持ちが勝って」
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俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は22日、第20話が放送され、注目の“静御前の舞”が描かれた。大河初出演となった石橋静河(27)は重圧を感じながらも「幸せな気持ちの方が勝って」と喜び。「今回は足を蹴り上げるなど、派手な動きが結構あったので“こんな踊りを昔の女性がやっていたんだ”と新鮮でした」などと演じ終えた心境を明かした。
<※以下、ネタバレ有>
稀代の喜劇作家・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
静御前は義経を虜にした都随一の白拍子(しらびょうし=鎌倉時代に盛行した歌舞、その歌舞を演じた舞女)。石橋は4歳からクラシックバレエを習い、米・カナダ留学を経てコンテンポラリーダンサーとしても活躍。15年に女優デビューし、17年公開の映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」(監督石井裕也)で数々の新人賞を受賞。朝ドラ初出演となった18年前期の連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・律(佐藤健)の妻・より子役を好演し、反響を呼んだ。
第20話は「帰ってきた義経」。京を離れ、奥州へ逃れた源義経(菅田)。しかし、温かく迎え入れてくれた奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)が程なく天へ旅立つ。これを知った北条義時(小栗)は状況を探るため平泉行きを志願するが、義経の才を恐れる源頼朝(大泉洋)は藤原国衡(平山祐介)泰衡(山本浩司)兄弟の仲の悪さにつけ込み、義経を討つように冷たく命じる。八重(新垣結衣)に見送られ、平泉へと発つ義時。一方、捕らわれた静御前(石橋)は…という展開。
衣川館。義時は「静さんのことは、残念でしたね」と農作業中の義経に切り出した。
義時の回想。義経が都を落ち延びた後すぐ、吉野から鎌倉へ向かう静御前は北条時政(坂東彌十郎)の手勢に捕まった。
静御前は三善康信(小林隆)の詮議を否定。りく(宮沢りえ)は静御前が身籠っていると気づき、義時に伝えた。「おなかの子の父親は、たぶん九郎殿。だから名乗らない。つながりました」。頼朝は「しばらく鎌倉に留め置け。生まれてきた子が男なら、由比ヶ浜に沈めよ。九郎の子じゃ。生かしておくわけにはいかぬ」と義時に命じた。
政子は鎌倉を出ることを静御前に提案。道(堀内敬子)は「こんな女、守ってやることはありません。いいですか。九郎殿にはれっきとした奥方がおられるのです。里といって、我が比企の一族です。あなたはそばめではないですか。分をわきまえなさい。あなたは九郎殿から捨てられたのですよ」。静御前は意を決し「私は静です。おなかにいるのは、間違いなく源九郎義経殿のお子。もうええんです。うちは静御前でございます!信じていただけないのなら、証しをご覧にいれましょう」――。
鎌倉御所、白拍子を舞う前。静御前は「生まれた子が殺されたら、私も死ぬ」。大姫(南沙良)が「何とかしてあげて。もう人が死ぬのは見たくない」と願うと、義時は「こうなったら、わざと下手に舞うしかない。静御前の名を騙った偽物のふりをしてください」。畠山重忠(中川大志)工藤祐経(坪倉由幸)三浦義村(山本耕史)が楽器を演奏。静御前は扇子を落とすなど一度は下手に踊ったが、再び意を決して華麗な舞。「しづやしづ しづのをだまきくりかえし 昔を今に なすよしもがな」――。政子は「女子の覚悟です。あなたが挙兵された時、わたくしも覚悟を決めました。それと同じことです」と隣の頼朝に語り掛けた。
義経は「あいつらしいなぁ」。静御前は4カ月後に男児を出産したが、善児(梶原善)が赤子を連れ去った。静御前は鎌倉を去り、以後は行方不明。静御前に似た遊女が美濃・青墓宿にいたという話も。夜、義経は怒りに震え、案山子を真っ二つに斬った。義時は「うまく運んだようだ」とつぶやく。義時の策だった――。
番組公式ツイッターに公開された石橋の「かまコメ(撮影直前・直後の音声コメント)」は以下の通り。
▼舞を披露するシーンを演じて「プレッシャーはもちろんあったんですけど、リハーサルを何回か重ねていくうちに、すごく面白いなって感じて。こんなこと、普通は経験できないので。本当にタイムスリップしたようなセットの中で、扮装した他の役者陣の方々がいる中でこうやって踊る機会をもらえるのがすごく幸せだなという気持ちの方がプレッシャーよりも勝って、稽古は大変だったんですけど、今回これをやらせてもらえて本当によかったなと思いました」
▼白拍子を舞って「白拍子はもちろん映像では残っていないし、絵でも残っていないと思うんです。だから、どういう動きをしていたのかというのは、本当のところは誰にも分からない。だけど、静御前が“しづやしづ”と歌いながら舞ったというのはほぼ史実だということが文献に書かれているので、その踊りの部分っていうのは“こうだろう”と想像で進めていきました。刀や扇、烏帽子など男っぽい扮装をした、すごく凛々しい踊りなのですが、それがもっと日本舞踊に近いような、はんなりした女性らしい動きだったら、西洋の動き・ダンスとは全く違うので、それはそれで難しかったと思うんです。でも今回は足を蹴り上げるなど、派手な動きが結構あったので、それは今まで私がやってきたことが活かされていたかなと思いますし“こんな踊りを昔の女性がやっていたんだ”っていうのはすごく驚きで、新鮮でした」
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