工藤公康氏 中日・根尾の1軍初登板に「二刀流の可能性を大いに引き出すっていうのは、ありだと思う」

[ 2022年5月22日 15:48 ]

前ソフトバンク監督の工藤公康氏
Photo By スポニチ

 昨季までソフトバンクを指揮した工藤公康氏(59)が22日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。中日の根尾昂外野手(22)が、21日の広島戦で1軍マウンドでプロ初登板を果たしたことについてコメントした。

 根尾は1―10の8回に6番手で登板。先頭打者の坂倉に右前打を浴びたが、続く小園を右飛、磯村を中飛に退けると、最後は中村健を二ゴロにしとめ、1回無失点で役割を果たした。さらに9回には「4番・投手」でそのまま打席に立ち、一ゴロに倒れたが、「二刀流」でファンを魅了した。セ・リーグで野手登録の選手が登板するのは20年8月6日に巨人・増田大輝内野手が阪神戦(甲子園)で2/3回を無失点に抑えて以来となった。

 工藤氏は「2軍でも投げていたっていうのを考えれば、立浪監督はいろんな根尾君の可能性を引き出すために今回、登板させたんじゃないかなと思いますけどね」と言い、司会の関口宏が「じゃあこういう使い方は工藤さんは賛成?」と聞くと、「そうですね。今、二刀流で大谷君もやっているように、日本人が二刀流というのもあってはいいのかなと思いますので、彼は打撃もいいし、150キロも投げているっていうのを考えれば、その可能性を大いに引き出すっていうのは、ありかなと思います」と自身の考えを話した。

続きを表示

2022年5月22日のニュース