拓大・川船龍星1失点完投でV争い残った「やっぱり気持ち。強気でいきました」

[ 2021年5月18日 15:22 ]

東都大学野球2部・第4週第1日   拓大2―1日大 ( 2021年5月18日    大田 )

完投勝利を挙げ増田幸(左)とハイタッチする川船(撮影・川島 毅洋)
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 拓大のエース右腕・川船龍星(4年・松本第一)が日大打線を相手に4安打1失点で完投勝利。「ピンチでギアを上げて抑えられたのが良かった。やっぱり気持ちですね。強気でいきました」と振り返った。

 昨夏に右肘の靱帯(じんたい)を痛め、走り込みとトレーニングに時間を割いた。下半身が安定し、最後まで球威は落ちなかった。馬淵烈監督は「よう抑えましたね。奇跡みたいな試合」とねぎらった。

 松本第一では牧(DeNA)と寮で同部屋だった。「牧さんは適当な感じでしたよ。部屋の片付けもしないですし…」と笑った。今でも連絡を取り合い、プロで活躍する先輩に負けじと、東都大学リーグで1部昇格を狙っている。

 高校時代には食物科で学び、調理師免許を取得した。「父が長野の松本城の近くで料理屋をやっているんです。ざるそばが基本ですけど、天丼がおいしい。“季節料理、川船”と言います」とPRも忘れなかった。(川島 毅洋)

 ◇川船 龍星(かわふね・りゅうせい)2000年(平12)2月17日生まれ、長野県出身の21歳。松本第一では牧(DeNA)の1学年下でプレー。甲子園出場はなし。拓大では1年春にリーグ戦デビュー。1メートル80、80キロ。右投げ左打ち。

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