ソフトB・津森 「不動心」が座右の銘「マウンドでは堂々と投げようと」

[ 2021年5月18日 05:30 ]

ソフトバンク・津森(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクのキーマンに迫る「どこまでも鷹く」。今回は中継ぎの若手成長株・津森宥紀投手(23)を取り上げる。座右の銘は「不動心」。投げっぷりの良さが魅力の変則横手右腕は、守護神・森が離脱中の救援陣の中でフル回転している。25日からの交流戦では大学日本代表で一緒だった阪神・佐藤輝との対戦を待ちわびる。奮闘を続ける大卒2年目の今を聞いた。

 ――ここまで20試合、14回2/3を投げて1勝5ホールド、防御率1・23。20三振、無被弾の8安打2失点、5四死球の内容。今季の手応えは。
 「手応えは直球にあります。去年よりもストライクで投げられている。去年は制球がアバウト過ぎた。でも今年はどんどんゾーンに、だいたい狙ったところに投げられている感じはします」

 ――一方で、変化球に関してはどうか。
 「まだまだです。そこが。制球力が課題です、やはり。監督さんには“変化球の精度を求めてくれ”と言われ、スライダーの感覚の話などをしていただいた」

 ――自己最速を今季3キロ更新し、152キロになった。キャンプから高村投手コーチと修正してきた点は。
 「身体の軸です。投げるときに足を上げた軸を真っすぐにし、頭も真っすぐにしたまま投げるときに頭を横に。タイミングが良くなって打者の近くで投げられている。身体の使い方を変えて球の強さに手応えがあります」

 ――投げっぷりの良さが魅力だが、気持ちの変化や成長は。
 「去年より落ち着いて投げられている。得点圏に走者がいても、任せていただいたところで思い切り投げるだけだと。“絶対に還さないぞ”と思っているだけ。内角と力強い球を意識している。好きな言葉は高校のときから“不動心”。マウンドでは堂々と投げようと」

 ――守護神・森が不在だ。
 「いないのはデカいですが何とかみんなでカバーしていきたい。以前から(状態が)アカンときにどうするかの準備を教わってきた。いいときの状態を覚えておいて悪いときにどうするか考えろと」

 ――中継ぎで昨季からフル稼働。1日の具体的な流れは。
 「だいたい5回くらいから準備します。緊急降板もあるので、その前にキャッチボールはやる。ブルペンで気持ちにスイッチを入れて、ベンチ行く前にも気合を入れています」

 ――プロ2年目。プロとアマの違いは何か。これぞ、プロだなと思った打者はいるか。
 「1球対1球の凄さ。その1球が怖いですね。自分が求められるのは右の強打者との対戦。雰囲気は浅村さん(楽天)。どういうふうに抑えたらいいかなと1回、考えました」

 ――母校・東北福祉大の先輩、松山英樹選手が日本人で初めてゴルフのマスターズで優勝した。
 「やはり、えげつないと思いましたし、自分も今年はケガせず1年間、1軍でやることを成し遂げたい。大学3年生のとき部活の祝勝会でお会いした。ツーショット写真は、撮っていないんです」

 ――小久保ヘッドコーチも和歌山県出身。2人とも名前に紀州の「紀」が入る。親近感を感じるか。どんな県民性なのか。
 「小久保さんと話すと地元らしさを感じ、普通に和歌山弁が出ますね。気が強い人は多いかなと。何でも勝ちたい、と負けず嫌いなところはありそうです」

 ――来週から自身初の交流戦。セ・リーグの打者と対戦する。
 「阪神の佐藤輝とか、大学日本代表で一緒にやっていたし、活躍しているので抑えたいです。佐藤には直球を思い切り投げて空振りを取りたい。空振り三振は気持ちいい」

 ――ファンへ一言。
 「力強い投球を、見てください。応援は力になっています!」

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