国士舘大4番・池田来翔今季1号!2死無走者から2度敬遠に「敬遠は初めてです」

[ 2021年5月18日 12:20 ]

東都大学野球2部・第4週第1日   国士舘大5―4東農大 ( 2021年5月18日    大田 )

8回2死から申告敬遠で一塁に向かう池田来(右)=撮影・川島 毅洋
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 国士舘大の4番・池田来翔(4年・習志野)が今季1号を放った。0―0の2回、先頭で打席に入ると、ツーシームを左翼席へ運んだ。リーグ戦通算3本目の一発に「感触は完ぺき。先制ホームランになって良かった」と喜んだ。

 4回の第2打席では中前打を放ちマルチ安打をマーク。東農大ベンチはたまらず、5回2死無走者、8回2死無走者の場面で申告敬遠で歩かせる策を取った。池田来は「敬遠は初めてです。違和感があった」と苦笑いだった。東農大の樋越勉監督は「力が一つ違う。甘い球は見逃さないし、打ち損じがない。昨日のミーティングで“4つ歩かせても”という話をしていた。難しいところに投げるようにと。バッテリーは追い込んで色気が出ちゃった」と脱帽した。

 今秋ドラフト候補に挙がる右の大砲。1カ月前、辻俊哉監督から動体視力を鍛えるトレーニングを紹介され「ビジョンを見ながらとか、10種類くらいある。トレーニングをしてからは真っすぐが速く感じなくなったり、低めの変化球も振らないようになった」。指揮官は「目も筋肉なんだから、筋トレしろと。打球もそうだし、変わってきている」と納得の表情だった。(川島 毅洋)

 ◇池田 来翔(いけだ・らいと)1999年(平11)12月11日生まれ、千葉県出身の21歳。習志野では1年秋からベンチ入り。甲子園出場はなし。国士舘大では1年春にリーグ戦デビュー。趣味は映画観賞。1メートル80、90キロ。右投げ右打ち。

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