パ・リーグ代打成績 打率1位はオリックス 最悪楽天はここまでわずか1安打

[ 2021年5月18日 05:30 ]

今季パ各球団の代打成績
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 【Weekly Data展望】パ・リーグのチーム代打成績は明暗がくっきり。17日現在、打率1位はオリックスで・269。本塁打もT―岡田2本、中川圭、ロメロ各1本の4本とリーグで最も多い。中でもT―岡田は今月9日ロッテ戦、12日の日本ハム戦と代打で2打席連続本塁打。過去4人しかいない代打3打席連続本塁打に王手をかけている。T―岡田は代打率も・625と高く、登録抹消中のジョーンズ(・600)とともに6割台をキープ。最近3試合は先発で出場しているが、代打起用で結果を残している。

 一方、楽天は代打率が・032とリーグワースト。安打は7日の日本ハム戦で田中和が放った1本だけ。打点はいまだに0と機能していない。2リーグ制後、チーム代打率の最低記録は57年中日の・127。パでは55年大映の・142となっており、ワースト更新は避けたい。ここまで楽天は規定打席以上が6人と、主力打者がほぼ固定。試合も9回で打ち切られるため、代打起用が活発ではない。ただし、今季の楽天は1~5回のチーム打率・253が、6~9回は・202までダウン。先発野手の負担は軽くない。さらに来週の25日からはセ・パ交流戦が始まる。半数の9試合はセの主催で、DH制がなく投手に打順が回る。交流戦も見据え、代打陣の強化を図りたい。(記録課・宮入 徹)

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