感傷なき「再会」 オリ・能見は鳥谷との「初対決」を3球三振で勝利「楽しんでいる余裕なかった」

[ 2021年5月18日 23:00 ]

パ・リーグ   オリックス6ー5ロッテ ( 2021年5月18日    京セラD )

<オ・ロ(10)>8回に登板したオリックス・能見(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックス・能見篤史投手兼任コーチ(41)にとっては待ちに待った瞬間。だが、感傷に浸る余韻は1ミリもなかった。「対戦したいなと思っていたけど、もっと楽な場面でしたかった…」。試合後、左腕は苦笑いで振り返った。

 5―4の8回から4番手として登板。先頭の加藤に安打を許したが、丁寧な投球で2死一塁まで局面を進めた。ここで代打で登場したのは19年まで阪神でともに戦った鳥谷。「思いは片隅に置いておいて、対打者として行きました」。直球2球で追い込み、最後はこん身のフォークボールで空振りの3球三振に仕留めた。

 盤石の投球で今季4ホールド目をマーク。「状況も1点差だし、楽しんでいる余裕はなかったですよ」とさわやかに笑った。

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2021年5月18日のニュース