大谷が「名物」攻略のフェンウェイ・パーク 来季は右中間153メートルの最長弾狙える

[ 2021年5月18日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス6―5レッドソックス ( 2021年5月16日    ボストン )

<レッドソックス・エンゼルス>9回、逆転2ランを放ち、ペスキー・ポールを背に塁を回るエンゼルス・大谷(中央)(共同)
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 大谷が2つの「球場名物」を攻略したフェンウェイ・パークは、1912年開場の大リーグ最古の球場。古き良き時代の面影を今も残すが、99年には大幅リニューアルの危機を迎えた。新球場の建設計画発表だ。しかし、当時のボストン市長や市民が大反対し、レッドソックスは方針を変更。02年に就任したジョン・ヘンリー・オーナーは「パリにエッフェル塔があるように、ボストンにはフェンウェイがある」と球場保存の方針を表明した。

 11年まで総額約230億円の巨費を投じた改修工事は、球場の原形を残し、観客席などを増築。左翼の「グリーンモンスター」上部には269席の特等席を設置した。11・3メートルの巨大な壁の内部には、100年以上前から現在まで無数の選手のサインが書かれている。かつて本拠地としたルースのものもある。グリーンモンスター、ペスキー・ポール…。新球場が誕生していたら、これらにまつわる歴史が掘り起こされることはなかった。

 大谷が狙う名物がもう一つある。右中間の「ローン・レッド・シート」。最後の4割打者テッド・ウィリアムズが46年に放った球場最長本塁打502フィート(約153メートル)が着弾したのを記念し、赤く染められた一席だ。大谷は19年8月の試合前の打撃練習で、この席近くまで届く特大の柵越えを放った。「フェンウェイ完全攻略」への挑戦は来季となる。

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