育成野手出身オリ・張、涙のお立ち台「亡くなったおじいちゃんに…」捧げる初白星 いとこ陽岱鋼にも感謝

[ 2019年8月8日 21:55 ]

パ・リーグ   オリックス5ー2日本ハム ( 2019年8月8日    旭川 )

ヒーローインタビューで涙ぐむ張奕(撮影・高橋茂夫)
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 オリックスは8日、日本ハムに5―2で粘り勝ち。雨が降りしきる旭川での接戦を制し、6月21~23日広島戦以来となる同一カード3連勝を決めた。

 台湾出身のオリックス張奕(ちょう・やく)がプロ初先発し6回2安打無四球1失点6奪三振。育成野手出身として史上初となる初先発初勝利を手にした。

 初めてのお立ち台に上がると、開口一番「最高でーす!!!」と、いとこの巨人・陽岱鋼そっくりの甘いフェイスをほころばせた。

 外野手として16年育成ドラフト1位で入団し、昨季途中から投手に転向した3年目右腕。今年5月に支配下登録を勝ち取った。1軍では中継ぎとして2試合に登板。その後は2軍に降格し、7月から先発に転向した。

 「とにかくバッター集中して一球一球大事に投げました」と話すように、4回まで日本ハム打線を無安打料理。5回に初安打を許したが、後続を断ち得点を許さなかった。

 6回には日本ハム・清宮にソロを浴びたが、この失点のみ。「ファームでも6回打たれたシーンもあったので、それは気にせずに自分の投球を意識して投げました」と話し、段々と強まる雨にも「特に気にしなかったですね。とにかく楽しんで投げました」と、初先発とは思えぬ堂々たるメンタルで白星をつかんだ。

 ウイニングボールは「家族にあげます。あと台湾のお父さんに、8月8日は父の日なのでこれをあげたいですね」と笑顔。だが直後に、涙ぐみながら「亡くなったおじいちゃんにも…今までありがとうございます」と、帽子を下げ感謝の言葉を述べた。

 北海道は、日本ハム時代に陽岱鋼が活躍した地。「やっぱり、いとこのおかげで日本に来て本当に良かったです」と一足先に日本で活躍するいとこにも感謝。そして振り続く雨の中インタビュー中を見守ったファンには「本当に雨降ってたので、わざわざ球場に来ていただいて本当にありがとうございました。まだ明後日もあるので、またよろしくお願いします」と重ね重ね感謝した。

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