広島・野村 強力DeNA打線を圧巻の8回1安打零封、6勝目 3年ぶり完封&完投逃すも笑顔「最高です」

[ 2019年8月8日 21:45 ]

セ・リーグ   広島4―1DeNA ( 2019年8月8日    マツダ )

<広・D>8回無失点で6勝目を挙げた野村はお立ち台で笑顔を見せる(撮影・岡田 丈靖)
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 広島の野村祐輔投手(30)が2位・DeNA戦(マツダ)で1安打無四球の圧巻投球を披露し、今季自身最長の8回を零封。4点リードの9回はマウンドを守護神フランスアに譲り、2016年4月27日のヤクルト戦(神宮)以来3年ぶりとなる完封&完投こそ逃したものの、1軍復帰後3連勝で今季6勝目(3敗)をマークした。

 「最高です」と気持ち良さそうに汗をしたたらせた野村は「何とかチームが勝てるように。そういう思いでマウンドに上がりました」と初回から切れのいいボールを投げ込み、快調な滑り出し。2回の2死一塁で柴田の二ゴロを菊池涼がスライディングキャッチしてアウトにすると、さらに波に乗った。

 野村が3回、4回と2イニング連続で3者凡退に仕留めると、打線は4回に鈴木、菊池涼の重盗成功で先制。5回、先頭・佐野の遊ゴロをドラフト1位ルーキー小園が後逸して塁に出しても野村が無失点で切り抜けると、その裏にバティスタの3ランで貴重な追加点が入った。野村は6回から8回も3イニング連続で3者凡退に斬って取り、守護神のフランスアに直接つないでリリーフ陣を休ませることにも成功した。

 「ボール自体もいってたと思いますし、何よりアツさん(捕手・会沢の愛称)、バックに助けてもらいました」と野村。6日から夏場の9連戦が始まったこともあり「何とか長いイニングを投げたいと思って投げていました」とし、チームの6カード連続勝ち越し決定には「1戦1戦必死に戦っている結果がいい結果につながったと思ってますし、これからもどんどんどんどん勝っていけるように頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せていた。

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