米子東 「5番・一塁」福島悠、豪快スイングも実らず「流れを切ってしまった」

[ 2019年8月8日 13:23 ]

第101回全国高校野球選手権大会 1回戦   米子東1―8智弁和歌山 ( 2019年8月8日    甲子園 )

<智弁和歌山・米子東>初戦で敗れ、甲子園を去る紙本監督(右端)ら米子東ナイン(撮影・成瀬 徹)
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 185センチ、97キロの体躯から繰り出す豪快なスイングも実らなかった。6回、同点に追いつきなおも1死満塁の好機。「5番・一塁」の福島悠高(3年)はカウント1―2から2球ファウルで粘ったが、外に逃げる変化球に対応できず、尻もちをついて空振り三振を喫した。

 恵まれた体格は、普段の食生活で維持してきた。趣味はチャーハン作り。週3ペースで夕食を食べた後に、500グラムの米を、具は卵とねぎだけで一気に炒め「デザートみたいなものです」とペロリと平らげる。春の選抜大会前にフライ返しができるようになり、より本格的に調理ができるようになった。味付けをしょう油、塩、こしょうだけで薄くして、健康面にも気を使っている。両親の分も作ってあげるというが「少ししか食べないので、ほとんど自分で食べます」と、優しい笑みをたたえて話す。甲子園に入ってからも寮のとんかつに舌鼓を打ち体重がさらに1.5キロ増えたが、そんな自慢のパワーを生かすことができず4打数無安打2三振に終わった。

 春夏連続出場も、いずれも初戦で姿を消す悔しい結果に。6回の好機で勝ち越していれば一気に試合の流れを引き寄せられていただけに「変化球にうまく対応できなかった。流れを切ってしまった」と肩を落とした。先月31日の打撃練習中、左手首を負傷。有鉤(ゆうこう)骨を骨折し、前日まで痛み止めを飲むなど手負いの状況だったが「何としてでも貢献したい」とガッツを見せてフル出場した。「後輩たちには自分たちよりも高みを目指して頑張ってもらいたい」。大学でも野球を続け、将来的に目指すのは「地域一の農家」。大きな体で、大きな夢をかなえようとする福島悠の旅路は、まだ始まったばかりだ。

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