阪神・青柳5回6失点KO 左打者への課題浮き彫り「単純に実力不足」

[ 2019年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―11ヤクルト ( 2019年8月7日    神宮 )

5回2死満塁、押し出しの四球で追加点を許した青柳(撮影・大森 寛明)
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 阪神は7日のヤクルト戦に2―11で敗れて、3連敗となった。先発した青柳晃洋投手(25)が苦手とする左打者7人(投手を含む)を並べたヤクルト打線の餌食となって5回6失点KO。借金は今季最多タイの「6」に膨らんだ。

 開幕からローテーションを守ってきた右腕の言葉に、力は無かった。試合後、自身への怒りを押し殺し、青柳は、遠くを見つめた。

 「自分でコントロールできなかったので…。技術不足です」

 “決壊”は早かった。1点リードの3回2死二塁から、太田に右翼線へ適時二塁打を浴び同点。4回は2四死球で1死一、三塁を招くと、村上に初球のツーシームを右中間スタンド中段へ運ばれた。痛恨の決勝3ラン。梅野の要求は外寄りで、逆球となった内角への失投を仕留められた。

 5回も試練は続いた。2死二、三塁で村上を迎えるとベンチは申告敬遠を指示。右の中村を打ち取るはずが、押し出し四球を与えてしまった。結局、5回6失点で降板。自身4連敗を喫した。

 ヤクルトは、主砲のバレンティンをベンチスタートさせてまで、青柳の苦手とする左打者を投手の石川も含めて7人並べてきた。狙い通りに攻略され、課題が浮き彫りとなった結果に「狙ったところが甘く入って、狙い過ぎて四球だったり。単純に実力不足です」と肩を落とした。

 矢野監督からも「取られ方が悪い。攻めていった中もあると思うけど、四球とか死球とか。出してゴン(痛打)っていうのは。取られ方としては寂しいなと。壁に当たってるところだと思うんだけど。左打者をこれだけズラッと並べられて」と厳しい言葉が飛んだ。チームトップタイの5勝をマークする一方、6月12日のソフトバンク戦以来6試合連続で白星から遠ざかる。

 指揮官は試合後、青柳の再調整に関して「今すぐここでね。どうするというのは言えるような感じじゃない。先発陣も苦しいんで。どうしようかなとは、これから」と明言はせず。岩田が2軍降格し、メッセンジャーも不在。ファームから昇格をうかがう選手も多くなく、悩ましい。

 ただ、チームは4月22日以来となる今季最多タイの借金6。自慢の投手陣に陰りが見えてきた今、救世主の出現が待望されるのも事実だ。 (遠藤 礼)

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