巨人・阿部、連敗脱出弾!原監督「起爆剤」1カ月ぶりスタメン起用応えた

[ 2019年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人9―3中日 ( 2019年8月7日    ナゴヤD )

5回2死二塁、右越え2ランホームランを放った阿部(右)を満面の笑みで迎える原監督(撮影・椎名 航)
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 長いトンネルを抜けた。巨人は7日、中日に9―3で快勝した。1―0で迎えた5回に丸佳浩外野手(30)が19号2ランを放つと、7月7日以来1カ月ぶりのスタメンとなった阿部慎之助捕手(40)が4号2ラン。着実に得点を重ね、今季ワースト記録を更新中だった連敗は6でストップした。5年ぶりのリーグ優勝に向け、ベテランの一発でチームが勢いづいた。

 頼もしいベテランのバットが重苦しい空気を振り払った。3―0の5回2死二塁。阿部はカウント2ボールからの3球目、山本の外角高めチェンジアップにバットを一閃(いっせん)。快音を残した打球は右翼席最前列へ一直線に突き刺さった。

 「変化球を意識して打席に入りました。いい結果になって良かったよ」。丸の2ランが飛び出した直後に、さらにリードを拡大する4号2ラン。少し興奮気味にダイヤモンドを一周し、三塁コーチの元木内野守備兼打撃コーチと強めのタッチ。今季ワーストの6連敗を喫していたチームに気合を入れた。

 後半戦は試合前まで5勝14敗。苦境を打開しようと原監督は「起爆剤というか、何か流れを変えたい」と阿部を7月7日のDeNA戦以来、1カ月ぶりにスタメン起用。その期待に一発回答したベテランに「見事ですね」とうなった。試合の主導権を握ったチームは、打線が爆発して10安打9得点。7月30日以来の勝利に指揮官は「久しぶりの勝利という感じはするよね」と、かみしめた。

 連敗ストップに導いた40歳は今季、代打の切り札としてベンチに控える日々が続く。それでも「試合に出ていなくてもチームのために、できることはあるはず」。6月には今季加入したビヤヌエバや打撃投手、ブルペン捕手を食事に誘った。ベンチでは若手投手にそっと近寄り、さりげなくアドバイスを送る。7月下旬には早出特打で30分以上振り込み、汗を流した。

 2位のDeNAも勝ったため、0・5ゲーム差は変わらないが首位を死守した。「連勝しようが、連敗しようが、毎日必死にやるだけ」と阿部。チームの苦境にこそ、百戦錬磨の大きな背中が頼りになる。 (青森 正宣)

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