阪神マルテ“膝付き弾” ゴメス以来の虎助っ人2桁アーチ

[ 2019年8月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―11ヤクルト ( 2019年8月7日    神宮 )

2回1死、左越えソロを放つマルテ(撮影・島崎忠彦)
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 球場がどよめく“膝付き弾”だった。2回1死走者なしで迎えた第1打席。阪神・マルテが先制ソロをかっ飛ばした。石川が投じた114キロチェンジアップにタイミングを外されながらもなんとか食らいつく。右膝を地面に付けながら、屈強なパワーで左翼席まで運んだ。

 「チームの助けになるために、強いスイングをしてチャンスを作りたいと思っていたよ。ホームランというポジティヴな結果になって良かったね」

 7月27日の巨人戦以来9試合33打席ぶりの一発は来日10号。結果的に、石川から奪った唯一の得点だった。阪神の助っ人選手のシーズン2桁本塁打到達は16年ゴメス以来(22本)。ケガによる出遅れが原因でまだ出場68試合と考えれば、ポイントゲッターとして及第点の活躍と言える。

 節目には到達したが、不敗神話は途切れた。来日1号を放った5月1日の広島戦から、本塁打を記録した試合は9戦8勝1分けと無敗だったが、今夜は完敗。「それは関係ないよ。勝てるようにやっていくだけ。でも、負けてしまったのは悪かったね」。9点劣勢の9回2死から遊ゴロに倒れて“最後の打者”になり、試合後の表情は冴えなかった。

 チームトップの本塁打数が大山の11本というデータが示すように、破壊力に欠ける打線だから余計にマルテの存在価値は高い。打撃に限らず一塁の守備でも軽快な動きを随所に披露。攻守で味のある活躍を続けている。「全力でやっていくしかない。それだけさ」と次戦に目を向けた助っ人は今や、苦境に立たされた矢野阪神に欠かすことはできない。 (巻木 周平)

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