マリナーズ・菊池 5回4安打1失点、8Kの好投 5勝目ならずも復調に手応え

[ 2019年8月8日 20:51 ]

パドレス戦に先発した菊池(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(28)が7日(日本時間8日)、本拠地Tモバイル・パークで行われたパドレス戦に先発し、5回を4安打1失点、8三振を奪って復調の手応えをつかんだ。

 圧巻だったのは2―1の5回無死一塁だった。2番・マイヤーズをスライダーで空振り三振に仕留め、暴投で二塁進塁を許したが、続くマチャドは94マイル(約151キロ)直球で空振り三振。最後はホスマーに外角いっぱいの93マイル(約150キロ)直球を投じ、見逃し三振に斬った。パ軍自慢の中軸相手に3者連続三振。菊池はマウンド上で左足を大きく跳ね上げ、一回転した後、胸を張ってダグアウトへ。ホスマーはバットとヘルメットを投げ捨てた。

 「最後の回(5回)は1点も与えてはいけない場面で、中軸から空振りを取れたのは、ここ数試合はできなかったこと。ああいう場面で抑えられれば、もっと勝ちが増えるのかなと思う」。この日はスライダーで10個、真っ直ぐで4個の空振りを奪った。「スライダーに関してすごく良い軌道だった。最終回(5回)の直球も、久しぶりに三振が欲しいところで空振りも取れた」と手応え十分だった。

 5日前。8月2日のアストロズ戦では4本塁打を含む9安打6失点KO。空振りは4個で、三振はわずか1個だった。菊池は登板間の調整について「テークバックについての(コーチからの)指摘で、ちょっと(10センチくらい)入りすぎているんじゃないかと。日本時代の映像も含め良い時と比較しながら、ヒューストンの次の日に(指摘)してもらいました」。強いボールを投げたいと思うと、腕が背中側に入りすぎる。そのため、足が地面に着いたときに、腕がまだ上がりきらず、弱いボールになると理屈だった。この日の投球フォームは、足の上げ方、下ろし方も違って見えたが、それは「やりたいことをやるために、無駄なところを省いた結果」なのだという。

 結果、スライダーは最後の最後に鋭く曲がる理想の軌道で、先頭打者のタティスに本塁打された以外は、無失点。降板後に同点に追いつかれ、6月23日以来となる5勝目は逃したが「今日はいい方向にいった。次も楽しみ」と納得の表情だった。

 8日(同9日)はマリナーズは試合がないオフ日。菊池は自宅で甲子園に出場する母校・花巻東の初戦を観戦するという。「明日は休み、気持ちよく試合を見たかったので」と笑顔で家路についた。(シアトル・奥田 秀樹通信員)

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