中田カウス 吉本は「実家みたいなところ」 若手時代、漫才中に靴先を押してきた少年は…あの芸人

[ 2022年11月20日 17:41 ]

東京・上野の東京国立博物館 平成館大講堂で行われた特別企画「漫才のDENDO」に登壇した中田カウス(撮影・佐藤萌花)
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 漫才コンビ「中田カウス・ボタン」の中田カウス(73)が20日、東京・上野の東京国立博物館 平成館大講堂で特別企画「漫才のDENDO」に登壇した。

 東京国立博物館の創立150年を記念した展覧会「150年後の国宝展」に吉本興業が「漫才」を出展。同企画は、特別企画として開催された。

 中田は笑顔でマイクの前に立ち、「戦前・戦中・戦後とお笑いを届けてきた。吉本興業の最高傑作は漫才ですかね」などと上方漫才の歴史を説明。その後、お笑いコンビ「プラスマイナス」と「見取り図」が漫才を披露した。

 中田と見取り図で繰り広げられたトークパートでは、漫才師同士の掛け合いで会場の爆笑をかっさらった。

 大阪府出身の見取り図の盛山晋太郎(36)は、小さい頃から劇場に通い漫才を見ていたといい「なんばグランド花月が実家から電車で15分くらいの所だった。よく親に連れられて」と幼少期を回顧。

 中田が「大阪の子は小さい頃から劇場に来て親しむ」とし、若手時代の劇場での話題に。「僕が一生懸命漫才をやっていると、一番前の子が、靴の先を爪でぐーっとしてきて」と最前列にいた子供が、靴先を押してきたという。「やんちゃな子やなと。その子が今の中川家の礼二や。そこで出会いました」と明かし、まさかのエピソードで観客を驚かせた。

 中田は所属事務所の吉本興業について「110年続いている会社です。18(歳)から今年73歳、50年以上お世話になっておりまして。実家みたいなところですね」と振り返った。続けて「(吉本興業に対し)なんにも言うことないな」と言い、すぐに「盛山くん、吉本に対する不満をどうぞ」と言って笑わせた。いきなりのパスに焦る盛山は「何を言ってるんですか!ないですよ!僕は吉本が好きで入ってきたタイプの人間ですから」と強調した。 

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