成田悠輔氏 従業員大量解雇のツイッター「試金石になる」 日本の景気浮上にまさかの提言

[ 2022年11月20日 11:16 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 米エール大助教授で経済学者の成田悠輔氏が20日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。米大手IT企業の大量解雇について言及した。

 アマゾンが1万人、メタが1万1000人以上解雇するなど大手IT企業で大規模な人員削減が続いており、中でもツイッターは全従業員の半分以上を解雇した。成田氏は「ツイッターで何が起きるかが試金石になるんじゃないかと思う。バッとクビ切ってるじゃないですか。僕の知り合いの広報部門も全員クビになったりしている。日本の法律だと、もし一人一人が裁判で戦ったら、勝って取り消しにできたりもするけどメリットがないと思うんですよ。裁判起こすとかってその後も名前が残り続けてマイナスしかない。他に職がないのかな、無能なんじゃないかって思われたりする。だから案外何も言わずにさくさく他に転職していく人が多いと思う」と分析。「会社側からするとクビ切っても訴えてこないから問題ないとか、他の外資系とかも乗っかるとか。どこまで広がっていくのか」と見通しを語った。

 今年ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏は長時間の勤務に耐えるか退職の2択を求めるメールを従業員に送って選択を迫った。残った3700人のうち少なくとも1200人が退職を選択したという。これについては「きっぱり明瞭会計なのでいいんじゃないでしょうか。何十時間オフィスにいろ、それが嫌だったら去れと。赤字企業のオーナーならそれくらいきっぱりしないと会社立て直すとか無理なんじゃないですかね」と述べた。

 日本経済の低迷がどうしたら浮上できるのかについては、まさかの「ギャルのマインドを取り入れるべし!」と提言。「雑なまとめですよねえ」と苦笑しながら「日本経済とか景気とかガンガン良くなって、お金まわりが良くなる雰囲気ないじゃないですか。だから個々人としてはお金なくても幸せに生きる術を手に入れることが大事なんじゃないかと。ギャルの人とか会うと、すげえ貧乏なのにやたらハッピーな感じの人とかいる。お金と関係なく幸せそうな人が多くて。ギャルマインドでいれば、いけると信じるしかない」と語った。

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2022年11月20日のニュース