橋下徹氏「週40時間で世の中変えられない」 長時間労働強要、日本では「無理だと思います」も

[ 2022年11月20日 11:05 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が20日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。米ツイッターを買収したイーロン・マスク氏が、長時間働くことに賛同できない社員は退職するようメールを送ったことについて言及した。

 マスク氏が従業員らに送ったメールには「競争が激化する業界で成功するには、私たちは極めてハードコアになる必要がある。これは長時間、集中して働くことを意味します」とあり、「新しいTwitterに参加したい人はYESのリンクをクリックしてください」とつづられていた。回答の期限は17日の午後5時までで、同意しない社員、回答しなかった社員には「3か月分の退職金が支払われます」としている。

 橋下氏は「アメリカ社会がこういうことを許容しているということもあるし。労働者のほうもいろいろ厳しい面があるかもわからないけど。従業員に週80時間働けと強要するのは無理だと思います、日本社会では」と指摘。一方で「経営者とか社会を変えようとか、変革をやろうと思ってる人間が、週40時間で達成するなんて絶対無理だと思う」とも。

 「僕も最初知事になったときは、朝から夜中の0時までずっと知事室にいて。それに府庁の幹部がみんな付き合ってくれた。それをみんながやってくれたから財政が立て直って今がある」と知事時代を回想した上で「国民全員が週40時間だったら、国も変わらないし何も変わらないと僕は思います」「週40時間で世の中変えられないでしょ」とコメント。「ただ、みんながそれやる必要はない」と続けた。

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2022年11月20日のニュース