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新庄ビッグボス応援歌など続々配信 嘉門タツオがユーチューブ動画に見出した「替え唄の進化」とは?

[ 2021年12月10日 07:00 ]

嘉門タツオ
Photo By スポニチ

 “替え唄の大御所”シンガーソングライターの嘉門タツオ(62)がユーチューブ動画配信に替え唄の進化を感じとっている。

 9月、自民党総裁選に出馬した高市早苗氏(当時は総務相、現在は党政調会長)とともにユーチューブ番組に出演。♪ちゃらり~奈良から総裁…と、おなじみの替え唄で30年来の付き合いがある旧友にエールを送ったことが話題になった。

 その後、野球界のビッグニュースに世間が騒ぎ出すと、メジャーMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平選手の賛歌、日本ハム新監督に就任して“ビッグボス”として注目を集める新庄剛志監督の応援歌を矢継ぎ早に作成。こちらは自身の「嘉門タツオ公式チャンネル」にアップした。

 嘉門が痛感しているのは、ユーチューブと替え唄の相性のよさ。一言で言えば“即時性”だ。「昔は音源を録音しても、世に出るまで2カ月はかかったからね」。様々な出来事にリアルタイムでビビッと反応し、曲を作ったらすぐに聴いてもらえるメリットは大きいと語る。「あの目立ち方は応援せざるを得ないし、歌わざるを得ない。(昔、ネタにして歌った)川口浩さんレベル」という新庄ビッグボスを讃えた歌は思い立ってすぐに作ったが、その出来映えだけでなく、視聴してくれたファンの反応にも満足げだ。

 替え歌動画を投稿する上でこだわっていることが他にもある。それは「決して削除しないこと」。ラインナップには新型コロナウイルス関連など社会問題を扱ったものや政治風刺作品も多いが、「コロナも歌にしたけど、曲を作った当時、世間で何があったかというのを残しておくことも替え唄の役割なんとちゃうかな」という思いが背景にあるという。

 新型コロナの蔓延でコンサートを開くこともままならなかったこの2年間。「仕事はほんまに少なかった。ただ、ユーチューブ展開に力を入れる、いい機会になったのも確かやね。今の人はスマホで音楽を聴くし、聴くだけじゃなく、そこに文字が載ってないとダメだというのを感じることができた」と語り、いい勉強期間になったと振り返る。それだけに手応えを感じている替え唄動画配信に、還暦を超えた今でも大いに刺激を受け、新たな歌作りに思いを巡らせる。

 次の替え唄のテーマになりそうな候補は?という質問を投げ掛ける中で、将棋の藤井聡太4冠の名前が挙がると、早速、3、4のメロディーが浮かんだようで、軽く口ずさみながら「やっぱり“5冠”を生かさないといけないね」。来年1月から始まるALSOK王将戦7番勝負に勝てば5つめのタイトル獲得となるが、実現すれば藤井の替え唄が嘉門の替え唄動画ラインナップに加わる可能性もありそうだ。(窪田 信)

 ◇嘉門タツオ(かもん・たつお、本名・鳥飼達夫=とりかい・たつお)1959年(昭34)3月25日、大阪府茨木市生まれの62歳。高校在学中の75年、落語家の笑福亭鶴光に弟子入り、笑光の名をもらい、MBSラジオの人気番組「ヤングタウン」にレギュラー出演も80年に破門。「サザンオールスターズ」桑田佳祐と出会って嘉門達夫の名をもらい、82年に歌手として再デビュー。「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」「アホが見るブタのケツ」「鼻から牛乳」などヒット曲多数。2017年の58歳の誕生日から現在の芸名となる。現在、開催中のドバイ万博(アラブ首長国連邦)の日本館PRアンバサダーを担当。年末年始にコンサートツアー「LIVE!2021~2022 今の世の中オカシイんちゃうの!?」を開く。大阪公演が29日にBIG CAT、東京公演が来年1月9日にSHIBUYA PLEASURE PLEASURE、名古屋公演が同15日にTHE BOTTOM LINE。

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