「カムカムエヴリバディ」世良公則 ライブ熱唱に上白石萌音がリハーサルから感涙

[ 2021年12月10日 08:15 ]

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、将校クラブのステージで歌う定一(世良公則)(C)NHK
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 10日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、歌手で俳優の世良公則(65)が演じる喫茶店経営者・定一が、ジャズの楽曲「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」を熱唱する場面があった。

 制作統括の堀之内礼二郎チーフプロデューサーは「定一を誰に演じてもらえば良いか考えていた時、台本を読んだら、定一が歌うことが分かった。作者の藤本有紀さんと話をして、『…サニー・サイド…』を聴いて最も心地よい人として真っ先に名前が挙がったのが世良さんだった」と明かす。

 演出の二見大輔氏は「歌のシーンは通常、先に歌を録音して、それを撮影現場で流しながら、歌う姿を撮影する。しかし、今回は事前に世良さんと相談して、本番でライブのように歌っていただいた。世良さんの熱量を、上白石萌音さんがどう感じるかに勝負をかけた」と話す。

 この朝ドラで音楽を担当する作曲家・金子隆博氏(57)が、場面に合うように曲を調整し、その音源を基に世良は撮影に向けて歌を練習したという。

 そして、迎えた撮影の日。二見氏は「ドライリハーサルの段階で、上白石さんの目から涙があふれていた。僕もそれを見て、生まれて初めてドライで泣きそうになった。こんな経験はなかなかない」と、世良のライブ熱唱の感動を強調した。

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2021年12月10日のニュース