OSK日本歌劇団のトップスター楊琳「激しい舞台を届けたい」 来年劇団創立100周年記念公演を開催

[ 2021年12月10日 16:29 ]

劇団100周年記念公演に向け意気込みを語るOSK日本歌劇団のトップスター楊琳(前列中央)ら劇団員                               
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 OSK日本歌劇団のトップスター楊琳(やん・りん)が10日、大阪市内で行われた劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」(来年2月5~20日=大阪松竹座、3月25~27日=東京・新橋演舞場)の製作発表に出席した。

 OSKは1922年(大11)4月「松竹楽劇部生徒養成所」として誕生。その後、さまざまな困難を乗り越えての100年で、楊も劇団存続さえ危ぶまれた05年に研修所に入り、コロナ禍のまっただ中だった4月にトップに就任した。「舞台に立てる喜びを胸に歴史の一ページに残る熱く、激しい舞台を届けたい」と目を輝かせ「とても緊張しますが、その緊張に負けないよう、100年は決してゴールではないので新たな一歩を劇団員のみんなと一緒に歩みたい」と話した。

 52人の劇団員を「雑草魂」とも評した楊。「私たちの一番の強みは生命力。どんな雑草にも花を咲かすことができる」と胸を張ると、前トップで特別専科の桐生麻耶(きりゅう・あさや)は「楊がこんな立派なあいさつを…。胸が熱くなって、今日は家で泣きたいです」と笑わせた。

 公演は日本舞踊界を代表する山村流、尾上流、藤間流の三流派がコラボして演出、振付する和物レビュー「光」と「INFINITY」の2本立て。

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