岡田阪神は徹底した青田買い戦略 指名6人の平均年齢は18・8歳「80点ぐらいでいいんちゃうかな」

[ 2022年10月20日 20:40 ]

ドラフト前日会議に出席した阪神・岡田監督(球団提供)
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 岡田阪神は、プラン通りに高校生中心の指名をした。外れ1位で、右のパワーヒッター、中大の森下翔太外野手を指名した後、2巡目からは徹底的に将来性重視の指名を展開。2巡目に東海大札幌の大型左腕・門別啓人投手、3巡目に関東第一の長距離砲、井坪陽生外野手らを指名した。唯一の社会人である三菱自動車岡崎の左腕・富田蓮投手でさえ、高卒3年目の21歳という若さ。支配下指名6人のドラフト当時の平均年齢は、18・8歳だった。

 岡田監督は、ドラフトを振り返り「80点くらいでいいんちゃうかな」と及第点を出した。野手3人は全て補強ポイントの右打者、投手も3人獲得した。投打のバランスは取れ、「まあ、最初だけ外したけど、予定通り3・3で獲れたけどな、ピッチャーと野手で」と納得顔だ。

 高松商の浅野を外したものの、「右の外野手でまあ、どっちが先に使えるかと言うたら、森下かも分からんしな。将来性という意味ではな、浅野かも分からんけど。でも絶対に戦力になるわな」と抽選の結果を意に介していなかった。

【阪神の指名選手一覧】
1巡目・森下翔太外野手(中大=右投右打)
2巡目・門別啓人投手(東海大札幌高=左投左打)
3巡目・井坪陽生外野手(ひなせ、関東第一高=右投右打)
4巡目・茨木秀俊投手(帝京長岡高=右投右打)
5巡目・戸井零士内野手(天理高=右投右打)
6巡目・富田蓮投手(三菱自動車岡崎=左投左打)
育成1巡目・野口恭佑外野手(九産大=右投右打)

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