【ドラフト会議】岡田阪神に見えたドラフト戦略 次世代見据えた高校生指名連発!6位も将来性重視

[ 2022年10月20日 19:17 ]

天理・戸井
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、阪神・岡田彰布新監督(64)が、巨人と2球団が競合した高松商(香川)・浅野翔吾外野手(17)の入札抽選で、当たりクジをつかめなかった。阪神はその後、外れ1位で中大・森下翔太外野手(22)を指名し、交渉権を獲得した。

 2位以下にも大きな特色が出た。阪神は「右打ちの野手」と「左腕」が2大補強ポイントで、2位には東海大札幌のサウスポー・門別啓人を指名。ドラフトで道内の高校生を獲得すれば、球団では66年釧路江南の平山英雄投手以来56年ぶりで、岡田新体制として注目を集めていたドラフト戦略「北の国から」が実現した。阪神は他にも、知内(しりうち)の左腕・坂本拓己、苫小牧中央の斉藤優汰を上位候補として検討していた。

 さらに、3位には関東第一・井坪陽生(ひなせ)外野手、4位には帝京長岡・茨木秀俊投手、5位には天理・戸井零士内野手を指名。1巡目入札抽選で外れたとはいえ、1位では高松商・浅野を指名しており、5位まで高校生指名の“5連発”となった。

 また6位の三菱自動車岡崎・富田蓮投手も、大垣商から社会人入りした21歳。将来性を重視した指名で、現在、富田はU23日本代表で台湾に遠征中だ。

 阪神は、中長期的な視野に立ったドラフト補強となった。

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