【ドラフト会議】中大・森下 阪神が外れ1位指名 豪快かつコンパクトな“ジャッジ打法”追う右の大砲

[ 2022年10月20日 17:37 ]

中大・森下
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 プロ野球のドラフト会議が20日、都内のホテルで行われ、阪神が外れ1位で中大・森下翔太外野手(22)を指名し、交渉権を獲得した。

 守備良し、走塁良し“ジャッジ打法”の大器がプロの舞台に立つ。1メートル82、90キロの体格を持ち、強いリストと速いスイングスピードが目を引く豪快な森下のスイング。しかし、理想はコンパクトな軌道。「日本の選手よりもメジャーの選手を見ています。コンパクトに“バンッ”と飛ばすのが理想」と自身のイメージを説明する。

 教材としているのは、エンゼルスのトラウトやヤンキースのジャッジ。「マネするというか、見て感じたものを自分の形でやる」。今春キャンプから始めた試みが、メジャーの選手でも多く見られる「バットを縦に使う」という打ち方。春季リーグでは打率・311、3本塁打をマークした。

 死球による右手の豆状骨(とうじょうこつ)骨折で7月の「第30回ハーレムベースボールウイーク」に大学日本代表に選ばれながらも出場できなかったリーグ通算8発の大砲。メジャー流の打撃をプロの世界でも追求し、今度は侍ジャパンの一員として国際舞台で大きなアーチを架ける。

 ◇森下 翔太(もりした・しょうた)2000年(平12)8月14日生まれ、神奈川県出身の22歳。小1の時に野庭日限フェニックスで野球を始める。東海大相模では1年から4番を打ち、3年春のセンバツでベスト4。中大では1年春にベストナイン。同年の日米大学野球で日本代表に選出された。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

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