2023年ドラフトは目玉揃い 花巻東・佐々木麟太郎、東洋大・細野ら競合必至か ENEOS度会も注目

[ 2022年10月20日 20:50 ]

東洋大・細野(左)と花巻東・佐々木麟太郎
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 来年ドラフトは逸材がズラリとそろう「豊作年」だ。

 高校では既に高校通算本塁打が90本を超えている花巻東のスラッガー佐々木麟太郎内野手、同じく長距離砲の広陵・真鍋慧内野手、九州国際大付・佐倉侠史朗内野手が目玉候補に挙がり、今春の選抜優勝に貢献した大阪桐蔭の左腕・前田悠伍投手、今夏に東北勢初の全国制覇を果たした仙台育英の左腕・仁田陽翔投手ら投打にスケールの大きな選手がひしめく。

 大学球界では東洋大の即戦力左腕・細野晴希投手が目玉。150キロ超の直球に多彩な変化球を武器に1年目から先発ローテーション入りが期待できる。花巻東出身で、中大の右腕・西舘勇陽投手も球威では負けていない。また、今年の大学日本代表に選出された上武大・進藤勇也捕手は将来的に打撃でも主軸が担える「打てる捕手」だ。

 社会人野球では今年の都市対抗優勝に貢献したENEOS・度会隆輝内野手が主役候補。元ヤクルト内野手・度会博文氏の次男で、横浜高から入社。打撃センスはトップクラスの呼び声が高い。今夏都市対抗では5試合4発11打点をマークし、若干19歳ながら橋戸賞、打撃賞、若獅子賞の3冠を獲得。大車輪の活躍を見せてチームの9年ぶり優勝に貢献した。

 高校、大学、社会人全てのカテゴリーで逸材がキラリと光る23年ドラフト戦線となりそうだ。

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2022年10月20日のニュース